META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「劇団朱光」・《芝居「美賊の顔役」の舞台模様》
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2023-12-18

劇団素描・「劇団朱光」・《芝居「美賊の顔役」の舞台模様》

【劇団朱光】(座長・水葉朱光)〈平成24年10月公演・新潟古町演芸場〉
芝居の外題は「天保六歌仙・美賊の顔役」。主なる配役は、河内山宗俊・水城舞阪錦、金子市之丞・水廣勇太、片岡直次郎・水谷研太郞、暗闇の丑松・水嶋隼斗、直次郎の母・水葉朱光、伊達家屋敷の主人・梅沢洋二朗といった面々。筋書きは直次郎が(親孝行のために)「一国一城の主に出世した」というデタラメの手紙を大阪の母に送ったが、間の悪いことに、その母が江戸にやってくるとのこと、なんとかその場を繕うために、河内山、金子市、丑松たちが「一芝居」うつ、というお話である。「俺たちには母は居ない、直次郎の母を借りて、親孝行の真似事をしよう」という金子市の提案に、河内山、丑松が「渋々」応じる、伊達家の屋敷は今、主人が留守、そこに巣くっている乞食連中を「家来」に見立てて、直次郎の母を迎えるが、母は、初めからお見通し・・・、といった筋書きで、眼目はアウトロー同士の「友情」であろうか。自分たちはお縄にかかって死罪は免れない。しかし直次郎だけには親孝行をしてもらいたい。母と一緒に大阪に逃げろ、という金子市の言葉に逡巡する直次郎。一方、母親は「仲間と一緒に死になさい」と追い返す・・・、といったあたりが芝居の見せ場だったのかもしれないが、出来映えは「今一歩」であった、と私は思う。その理由1、金子市の「友情」ばかりが目立ちすぎ、河内山、丑松が、直次郎をどう思っているのか、はっきりしない。はたして、この4人は「切っても切れない」間柄なのだろうか。その結果、理由2、母親の「仲間と一緒に死になさい」という言葉に、重みが感じられなかった。理由3、伊達家主人と金子市の絡みも同様、侍同士が感じ合う「侠気」の風情が不十分・・・。もしかして、ここは新潟、しかも昼の部は「特選狂言・明治一代女」だったとすれば、夜の部は「息抜き」「気抜き」「手抜き」があったか、(おそらく)フルメンバーが芝居の舞台に登場していただけに、何とも残念な結果であった。それにしても、外題の「美賊」とはなんぞや?「顔役」とは誰のこと?そんな疑問が生じたまま帰路に就いた次第である。
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(2000/06/15)
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