META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 不二浪劇団
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2023-09-28

劇団素描・「不二浪劇団」・《秋田こまち健康ランド》

【不二浪劇団】(座長・瀬川伸太郎)〈平成20年9月公演・秋田こまち健康ランド〉
「劇団紹介」によれば、〈不二浪劇団 不二浪企画所属。平成8(1996)年、現太夫元・不二浪新太郎(初代・瀬川伸太郎)から、現座長・二代目瀬川伸太郎へと受け継がれる。関東を中心に活動をしているが、平成15(2003)年の九州公演における成果により、徐々に活動範囲を広げている。関東の劇団独特の、いなせで粋、写実的な芸風に特長がある。座長 瀬川伸太郎昭和52(1977)年7月13日生まれ。神奈川県出身。血液型A型。初舞台3歳。中学を卒業後、初代に弟子入りし、二代目・瀬川伸太郎として座長修行を開始。3年後、18歳で座長となる。初代に心酔し、その芸を受け継ぐべく、精進を続けている〉とある。また、キャッチフレーズは〈粋でいなせな熱い舞台。そのスケール感と男っぽい魅力で人気を集めている。二代目・瀬川伸太郎と、花形・神楽坂美佳をはじめとする若手たちの熱のこもった演技をお楽しみ下さい〉であった。芝居の外題は「振袖吉五郎」。しかし、どのような筋書きであったか、まったく思い出せない。多分、吉五郎は座長、十手持ちに梅の井けん字、盲目の父親役がでていたような気がするのだが・・・。梅の井けん字が天童よしかつとの「絡み」の中で、「これがホントの手遅れだ」とギャグをとばしたこと、閉幕後の口上で、座長が「今日、夜の部はお休みです。どこかに遊びに行きたいのですが、いいとこ知りませんか?」などと客に尋ねていたことは憶えているのだが・・・。舞踊ショーでは、梅本小夜子の笠姿、梅の井けん字の女形(武家の女房風)、小学校6年生に成長した梅の井みきの艶姿が印象に残った。劇場の「こまち健康ランド」の方はよく憶えている。「食楽亭あかり」で食べたにぎり寿司は、さすが秋田の新鮮な食材、たいそうの美味であった。
冬牡丹冬牡丹
(2010/01/27)
鏡五郎

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2023-04-21

劇団素描・「不二浪劇団」・《柏で、「大月瑠也、見っけ!」》

【不二浪劇団】(座長・瀬川伸太郎)〈平成25年2月公演・みのりの湯柏健康センター〉
劇場内に入ると、「大月瑠也」のタペストリーが壁に掲げられている。彼は、「劇団翔龍」座長・春川ふじおの兄、数年前までそこの座員であったが、なぜか退き、「劇団美鳳」の舞台にゲスト出演していた。その後、(私にとっては)「消息不明」であったのに、ナント「不二浪劇団」に居ようとは・・・、思わず「大月瑠也、見っけ!」と心中で叫んでしまった。芝居の外題は「天竜しぶき笠」。天竜峡近くの山村で暮らす、木樵の倅(大月瑠也)は、名うての筏乗りであったが、江戸からやってきたヤクザ連中の羽振りに憧れて出奔、今は行き方知れず・・・。木樵(倅の父)はそのことを気に病んでまもなく他界、今では母(リュウ・チカ?・好演)と妹(神楽坂美佳)が留守宅を守っている。そんな折も折(出奔から七年目)、倅が帰ってきた。それとなく家内を窺うが、おのれの不孝が身にしみて、敷居をまたげない。やむなく父親ゆかりの煙草入れと財布を玄関先に投げ入れて退散した。気配を感じた妹が表に出てきたが、兄は再び行き方知れず。そこに、母が旅人を連れて登場、聞けば、崖から転落、危うく樹木に引っかかっているところを、助けられたという。旅人の名は、鬼百合の吉五郎(座長・瀬川伸太郎)、れっきとしたブショク渡世人であった。吉五郎いわく「助けて頂いた御恩返しに、倅さんを探しましょう。一年後、必ず倅さんを連れて戻ります」。舞台は変わって、そこはドス、槍、叫声が飛び交う喧嘩場、敵同士で出会った吉五郎と倅の一騎打ち、勝負の運は吉五郎に傾いて、倅は致命傷を負う。今際の話を聞いて、彼こそが探し続けたお人であったとは・・・。吉五郎、痛恨の極み、やむなく倅の遺骨を抱いて天竜峡に赴くといった筋書きで、たいそう見応えのある舞台に仕上がっていた。主なる登場人物は四人(吉五郎、母、妹、倅)だったが、一人一人の「実力」が物を言い、相互の呼吸がピタリと合う名場面の連続であった、と私は思う。とりわけ、所作、表情だけで心情を描出する大月瑠也の風情は天下一品、さらにリュウ・チカ(?)の「枯れた」景色も加わって、座長・瀬川伸太郎の「侠気」を際立たせる、三者三様(三つ巴)の舞台模様は見事であった。久しぶりに「関東風」大衆演劇の真髄を堪能できた次第である。座長の口上によれば、この劇団は二年前、蟹洗温泉(福島県)で東日本大震災に遭遇、大道具・小道具、衣装・鬘の一切を津波にさらわれた由。文字通り「地獄からの生還」を果たして、日々の舞台を「懸命に」務める一行の姿に、私の涙は止まらなかった。
花は咲く花は咲く
(2012/05/23)
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