META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団夢舞倶羅
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2024-01-17

劇団素描・「劇団夢舞倶羅」・《大座長・高峰調士の「存在感」とラドン温泉の「効果」》

【劇団夢舞倶羅】(座長・高峰調士)〈平成21年11月公演・千代田ラドン温泉センター〉                                 前回の見聞では、大座長・高峰調士(前・南條時宏)の出演が、舞踊ショーのラスト前、個人舞踊(年輪・唄北島三郎)のみだったので、たいそうさびしい思いをしたが、今回は芝居の敵役・丸子一家の親分(外題「安倍川の血煙」)、舞踊ショーでも①組舞踊(さんさしぐれ)、②相舞踊(お初・唄島津亜矢、共演・南條なほみ)、③個人舞踊(音曲は失念)と「出ずっぱり」の大サービスといった感じで、おおいに満足した。大座長は当年とって67歳、「長谷川正二郎劇団」出身とやらで、劇団の芸風は「関東風」、芝居も舞踊も「あっさり味」が特長である。昔(昭和40年代)、千住寿劇場で観たころの「雰囲気」が、そこはかとなく漂っていた。とりわけ、相舞踊「お初」は、曽根崎心中が題材、(練るに練り上げられた)67歳の徳兵衛、30歳代の(脂ののりきった)お初が醸し出す、情死行の「色香」は格別、関西風では観られない「粋な舞台」に、私の涙は止まらなかった。そうなんだ、これなんだ、これこそが「関東風」の《至芸》なんだ。観客は二十名そこそこ、でも舞台は燦然と輝いているのである。
 大座長・高峰調士の「存在」が、いかに大きく重たいものであるかを、改めて「思い知らされた」次第であったが、劇団の推進は、松平涼、その長男・松平龍昇(副座長)、中堅・浮世しのぶ、女優・南條なほみらの「頑張り」に託されている。皆、それぞれに「よい味」を出しているので、あとはチームワーク次第というところであろうか。若手の松平龍昇は、元気いっぱい、精一杯の舞台を務めているが「やや力が入りすぎ」、もっと力を抜いて緩急・メリハリの表情を描出できれば、と思うのだが・・・。
 さて、千代田ラドン温泉センターは、ただの健康ランド、スーパー銭湯ではない。悪性腫瘍(癌)をはじめ、様々な「難病」に効くラジウム岩盤浴の施設を備えている。同様の施設としては、(東日本では)秋田・玉川温泉、福島(三春)・やすらぎ霊泉が有名だが、私は、「ここが一番」だと思う。玉川温泉もやすらぎ霊泉も、「西洋医学」で見離された難病患者で「ごったがえしている」のが実情、いずれも「商魂たくましく」「医は算術」といった景色がほのみえる。しかし、ここ千代田ラドン温泉センターは「別格」である。1回の入館料(1500円)だけで、ラジウム岩盤浴、ラドン温泉は(午前10時から午後10時まで)「入り放題」、岩盤浴場も、①男女兼用(温度低め)、②男女兼用(温度高め)、③女性専用(温度高め)と「至れり尽くせり」で、各室が満員になることは、まずない。入浴客(湯治客)は、何の気兼ねもなく「ゆっくりと」「思う存分」治療に専念できる、といった仕掛けで、そのうえ「大衆演劇」の「元気」がもらえるとすれば、難病患者にとっては、まさに「この世の天国」、「桃源郷」そのものだと断言できるのである。
 ちなみに、案内パンフレットには、以下のような説明書きも載せられている。〈「放射線ホルミシスという考え方」 地球上の生き物は、植物であれ、動物であれ、太古の昔から自然放射線を浴びて進化してきました。つまり、自然放射線に適応し、それを体によいものとして受けとめ、うまくつきあってきたのです。ある研究では、自然放射線をまったく遮断した環境のなかでは、生き物は生きていけないという報告もあります。「たくさんの量だと生物に害を及ぼす放射線が、ごく微量ならば、逆に、生物に有益な効果をもたらす」●微量放射線は、“免疫の司令塔”ヘルパーT細胞を活性化する。●細胞のガン化も防いでくれるというP53遺伝子も活性化する。●万病の元凶・活性酸素を抑える酵素を増加させる。●細胞膜を若返らせ、アンチエイジング効果も期待できる〉 
 もはや信じる他はない、と私は思う。
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2024-01-05

劇団素描・「劇団夢舞倶羅」・《芝居「仇討ち二十年」と観客たち》

【劇団夢舞倶羅】(大座長・高峰調士)〈平成21年11月公演・千代田ラドン温泉センター〉

午後0時30分から、千代田ラドン温泉センターで大衆演劇観劇。「劇団夢舞倶羅(げきだんゆめまくら)」(座長・高峰調士)。今日の観客は、団体客二グループで占められていた。その一は「老人会」、その二は「グループホーム」(老人介護入所施設)とのこと、双方を比べると、なるほど同じ高齢者でも「ずいぶん違うな」という感想を持った。その一は、斯界客筋の「常連」、例によって、てんでにビール、日本酒等を傾けながら、時には「かけ声」、時には「歓談」を展開、場の雰囲気を「盛り上げたり」「水差したり」といった見慣れた景色で、特記事項はないのだが、その二の方は「一変」、たいそう興味深かった。
高齢者男女の間間に、若い男女が「ジャージ・エプロン姿」で配置され、つねに彼らを「看視」「看護」している。舞台前方には、比較的元気で「独り座り」「独歩」が可能な高齢者、後方には「独歩不能」「座位」にも支えが必要、ともすれば「居眠りがち」といった方々が「集められ」といった様子で、(「直感的」に想起したのだが)私自身が一時期関わった昔の職場、肢体不自由・知的障害養護学校の景色と「瓜二つ」であった。前方で一人の男性が何度も立ち上がる、そのたびに中年女性が赴き「座らせる」、座椅子から「移動」しようとしてずり落ちた女性を、元の位置に戻しながら、「叱責」する。おそらく、中年女性は施設職員の要職にあるのだろう。それにしても、人間、「できないという憂き目」にあうと、どんな仕打ちをされるかわからない、という状況を前にして思わず背筋が寒くなった次第である。
 さて、芝居の外題は「仇討ち二十年」。ある一家の若い衆・千太郎(若座長・松平龍昇)は7歳の時、親分(松平涼)の娘(南條麻耶)を助けようとして「頭を打ち」、今は「バカ千」と綽名されるような障害者になってしまった。というのは「真っ赤な嘘」、実は千太郎、父親の敵(浮世しのぶ)を討つために「芝居をしていた」という筋書で、大衆演劇の定番、出来栄えは「水準並」というところであった。この劇団、従来は「劇団研究座魁」という看板で、座長・高峰長士とは、元・「南條時宏」であった。南條時宏といえば「若き役者を育てる名伯楽」(「演劇グラフ」vol74・2007.8)と呼ばれた実力者、今回、芸名、劇団名を改めた動機は何だろうか。今回の舞台、舞踊ショー最後で黒紋付き袴姿で北島三郎・「年輪?」を踊ったが、往年の風情は健在、芝居での勇姿も拝みたかった。加えて、女優・南條なほみの舞踊に「成長の跡」が感じられ、また新メンバー(?)妓弾紅音の「そこはかとない色香」も劇団の財産として大切にしてもらいたい、と思いつつ岩盤浴場に向かった。
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