META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 2023年05月
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2023-05-31

劇団素描・「剣戟はる駒座」・《関東公演、「こだわりの舞台」をありがとう》

【剣戟はる駒座】(座長・津川竜)〈平成21年7月公演・浅草木馬館〉                                          案内パンフレットによれば、〈剣戟はる駒座 平成9(1997)年津川竜座長が旗揚げ。劇団名の「剣戟」はお芝居全般を意味し、お芝居をしっかりやっていこうという劇団のスタイルを象徴。その名の通り、「嵐劇団」から受け継ぐお芝居やオリジナルのお芝居、舞踊ショーなども充実している。座長のこだわりが随所に見られる舞台には定評がある。座長 津川竜 昭和45(1970)年2月15日生まれ 広島県出身。血液型A型。3歳頃に初舞台を踏む。15歳の時に「嵐劇団」に入団し、勝小龍座長(故二代目・小泉のぼる)に弟子入り。その後「桐龍座 恋川劇団」に入団し腕を磨く。平成9(1997)年、「剣戟はる駒座」を旗揚げ、2007年で10年目を迎えた。副座長 津川らいちょう 平成5(1993)年5月11日生まれ。大阪府出身。津川座長の長男。幼少の頃より勝小力の名で舞台に立つ。平成15(2003)年10歳で副座長を襲名、名を津川らいちょうに改める、津川しぶきは弟である〉ということである。また、キャッチフレーズは〈大衆演劇(エンターテイメント)の世界をはばたく鳳、翔る竜 関東上陸!!!今までに見たことのない大衆演劇 ロングランツアー関東公演始まる 津津浦々に色を染め 大海目指す金色の竜 剣戟はる駒座〉であった。劇団員は、花形・勝小虎、不動倭、若手リーダー・津川隼、女優・晃大洋(座長の妻)、太夫元・勝龍治(晃大洋の実父・座長の義父)といった面々である。実を言えば、この劇団、私は初めてではない。平成19年12月(1年7カ月前)に、今回同様、浅草木馬館でその舞台を見聞している。その時の感想(主として音響効果への配慮要請、具体的には、芝居中、ワイヤレスマイクの撤去)を座長宛に送付したところ、丁重な返信と謝礼を頂戴した憶えがある。また、今回の関東公演に際しても、お誘いの御案内を頂いていた。ほぼ1年半ぶりの舞台、芝居の外題は「薄桜記」であった。かつての大映映画(市川雷蔵、勝新太郎主演)を下敷きにした筋書で、忠臣蔵外伝と言おうか、要するに中山安兵衛(不動倭・映画では勝新太郎)とその朋輩・丹下典膳?(座長・映画では市川雷蔵)の友情物語である。中山が秘かに思いを寄せていた娘は丹下の妻に・・・、その妻が仇役侍(勝龍治)一党の手にかかって「手籠め」にされたうえ、中山との「不義密通」の疑いをかけられる、といった複雑・深刻な景色を、なんと劇団の面々はピンマイク無しの「肉声」(口跡)だけでやってのけた。私は、舞台を見つめながら涙が止まらなかった。一年半前に、弄した素人(私)の戯言を精一杯聞き入れてくれたのだ。マイクの撤去によって、どれだけ舞台の景色・風情が艶やかに彩られるようになったことか、あらためて役者一人一人の「声の美しさ」(魅力)を味わうことができたのであった。
 舞踊ショーラストの、沖縄民謡スーパーチェイサーも「天下一品の出来栄え、座員一人一人のエネルギーが結集した「群舞」で、力みなぎる「渾身の舞台」であった、と、私は思う。案内にあったように(看板に偽りなく)「今までに見たことのない大衆演劇」「座長のこだわりが随所に見られる舞台」を十分に満喫・堪能して帰路についた次第である。
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