META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団朱雀
2ntブログ
QLOOKアクセス解析
2023-08-07

劇団素描・「劇団朱雀」・《早乙女太一の「人気」と「実力」》

【劇団朱雀】(座長・葵陽之介)〈平成20年11月公演・佐倉湯パラダイス〉
 今日は早乙女太一が「特別出演」とあって、客席は超満員、その約80%が「有料座席」(1000円増)という状態であった。前回の客数は50人程度、今回は300人程度、いやそれ以上かもしれない。これも、ひとえに早乙女太一の「集客能力」といわざるを得ないだろう。それを支えるのはテレビによる知名度、ビートたけし、NHKなどとのネットワークを背景に、いまや「早乙女太一」という芸名は全国津津浦々まで知れわたったということである。「人気」も「実力」のうち、その盛況ぶりに水を差す気はさらさらないが、彼が出演しただけで客席のほとんどが「有料化」するという趣向はいかがなものか。「金を出せばよく見える席を提供します」というやり方は、大劇場の伝統的手段、およそ「大衆演劇」の手法としては馴染まない。とはいえ、昨今の「大衆」は「貧困」とは無縁のようで、2400円のカレンダーが「飛ぶように」売れる。ホンマカイナ・・・。斯界には、早乙女太一と「同世代」の役者が「綺羅星のごとく」居並んでいる。南條影虎、恋川純、橘龍丸、鹿島虎順・・・・。その中で、特別、早乙女太一の「実力」だけが突出しているとは思えない。しかし「人気」は突出している。そのことが早乙女太一の「将来」にとって吉と出るか凶と出るか・・・。いずれにせよ、彼の「芸風」はジャニーズ系、「旅芸人」の風情は皆無であった。息子が父の舞台に「特別出演」というのも異例、「親孝行」「家族愛」を「売り」にしている大衆演劇界では、前例がない。かくて、「劇団朱雀」の真骨頂は《大衆演劇もどき》、数ある大劇場劇団への仲間入りを「しつつある」というところか。今後の課題は、第二、第三の「早乙女太一」「橘大五郎」を再生産し続けることだが、そのためには「実力」を養うことが肝要、まず劇団随一(唯一かもしれない)の「実力者」・鈴花奈々を「師」と仰いで「芸道に励む」べきである。座長・葵陽之介は斯界では、いわば「トーシロー」、どう精進しても「先は見えている」。むしろ、劇団のプロデュース、座員の売り出しに「励む」ほうが「はまり役」ではないだろうか。
 芝居の外題は「伊太郎旅唄」、いろいろと多種多彩な舞台であったが、心に残る景色は見あたらなかった。唯一、鈴花奈々の「舞台姿」だけが、「大衆演劇」の「絵になる景色」を作りだしていたのだが・・・。
早乙女太一 十六歳 妖艶絵巻 北京’07冬~赤坂’08春 [DVD]早乙女太一 十六歳 妖艶絵巻 北京’07冬~赤坂’08春 [DVD]
(2008/09/17)
早乙女太一

商品詳細を見る

日本直販オンライン
QVCジャパン



にほんブログ村 演劇ブログ 大衆演劇へ
にほんブログ村 
blogram投票ボタン

観劇 ブログランキングへ

ブログランキングNo.1
ブログランキングNO1

スポンサードリンク


プロフィール

e184125

Author:e184125
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
ブログランキングNO1
ブログランキングNO1