META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団戸田
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2023-11-16

劇団素描・「劇団戸田」・《舞踊ショーは見所満載》

【劇団戸田】(座長・戸田ゆかり)〈平成25年5月公演・長瀞グリーンホテル〉
劇場の「お知らせ」によれば、「お芝居11時30分~12時30分 舞踊ショー13時~14時 お芝居・今月の芸題:A故郷の仇夢、B恋ざんげ、C花街の母、D愛染畜生花、Dなみだ橋、Eお島子守唄」といった内容で、その6演目を1ヶ月間、順繰りに繰り返すという趣向であった。座員は、座長・戸田ゆかりを筆頭に、花形・戸田凜(女優・中学3年生)、若手・戸田ゆうた(中学1年生)、若手・戸川楓恋(女優・24歳?)、若手・戸海凉(女優・24歳?)、子役・戸田ももみ(小学2年生)と示されていた。おそらく、「戸田」を名乗る面々は座長の親族、他は座長の弟子と思われるが、詳細はさだかではない。いずれにせよ、家族中心のファミリー劇団であろう。さて、本日、芝居の外題は「花街の母」。座長扮する花街の母は20年前(?)、あるお店の若旦那と恋に堕ち、駆け落ちして新所帯、一子(娘・早苗・戸田凜)をもうけたが、まもなく若旦那は急逝、以後、女でひとつで娘・早苗を育て上げた。今は、早苗も半玉となって「お年頃」、自分と同様、あるお店の若旦那と相思相愛の仲、添わせてやりたいが、相手方は「芸者ふぜいと」と応じない。そこに登場したのが、亡父の妹(早苗の叔母・戸川楓恋)、当初の怨みを捨てて、早苗を養女として引き取り、めでたく祝言にこぎつけるというお話。見せ場は、愛娘の婚儀に駆けつけ、面をかぶって寿ぐ花街の母の舞姿だが、座長の芸風とは、ややそぐわない。脇役の面々もそれぞれがまだ若すぎて、その人情味を描出するには荷が重かったか・・・。一方、舞踊ショーは、見所満載といった景色で、たいそう見応えがあった。座長の舞姿は絶品、幕開けの「矢切の渡し」を皮切りに、「さくら小町」「ちゃっきり節」「旅姿三人男」の森の石松、等など「目の覚めるような」鮮やかさであった。加えて、花形(中学三年生)・戸田凜の「瞼の母」も絶品、「旅姿三人男」の小政、若手・戸田ゆうたの次郎長の風情も「お見事!」といった出来映えで、息も切らせぬ名場面の連続であった、と私は思う。舞踊の真髄は、表情・振りによる心象表現、座員の面々は十分にその実力を発揮している。その「技」を、芝居の中でも生かせるようにすることが、今後の課題といえようか。次回を楽しみに、帰路に就いた次第である。
矢切の渡し/紅とんぼ矢切の渡し/紅とんぼ
(2005/12/07)
ちあきなおみ

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