META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 黒潮劇団
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2023-10-20

劇団素描・「黒潮劇団」・《「無表情」の魅力》



【黒潮劇団】(座長・黒潮幸次郎)〈平成22年4月公演・横浜三吉演芸場〉                                    この劇団は以前、大宮健康センター湯の郷の舞台を見聞したことがある。その時は、なぜか客筋との呼吸が合わず、「大入り」の数も少なくて「不況のまま」終わったような感があったが、今回も関東、しかもどの劇団も「苦戦を強いられる」三吉演芸場での公演とあって、どのような舞台景色が現出するか、興味津々で来場した。観客数はほぼ40名弱であったが、この劇場ではめずらしく、ミニショーから「客筋」の気合いが盛り上がり、「息もピッタリ」といった出来栄えであった。劇団員は、座長・黒潮幸次郎、彼を支えるもう一人の座長・黒潮二朗、男優・神楽良、黒潮音之、黒潮翔、黒潮優、黒潮大河、女優・舞智香、黒潮花千代、黒潮さゆり、黒潮京香、子役・黒潮らい、黒潮心葉、といった面々で、「役者は揃っている」。芝居の外題は「涙橋」。だが、その内容はほとんど憶えていない。というのも、昼食代わりに飲んだビール、ワンカップが効いて、こちらは「うつらうつらの白河夜船」といった状態で、黒潮音之が登場した序幕と、黒潮幸次郎演じる愁嘆場の大詰めしか見聞できなかったからである。誠に申し訳ない話だが、時にはそんなこともあるという次第で、出来栄えは(多分)「水準並み」であったようだ。(ゴメンナサイ)さて、舞踊ショーは面白かった。座員の面々、「実力」は水準以上、どの舞台も「絵になっていた」が、とりわけ黒潮翔と子役・黒潮らいの相舞踊は「掘り出し物」、おそらくまだ2歳前後の黒潮らい、立っても座っても、抱かれても「扇子を器用にクルクルと回し続ける」、その風情が何とも可愛らしく、艶やかであった。全体を通じて、この劇団の特長は「上品」な芸風、それは役者連中(とりわけ責任者・黒潮次朗、女優・舞智香)の「無表情」に集約される。やたらに微笑まない、客と視線を合わせない、淡々と「所作」中心に展開する舞姿が、なんとも「上品」、魅力的であった。大衆演劇的な「泥臭さ」とは一線を画している点では、この劇場も同じ。その調和が、客筋の感動を「倍増」させているのかも知れない。かつての大宮健康センターとは一変、この劇場にして、この劇団ありといった風情を満喫して帰路につくことができた。御同慶の至りである。



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