META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 芸昇
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2024-02-15

劇団素描・「劇団芸昇」・《芝居「ふるさとのともしび」の名舞台》

【劇団芸昇】(座長・みやま昇吾)〈平成25年1月公演・千代田ラドン温泉センター〉
この劇団のポスターには、座員全員の顔写真と芸名が載っている。座長・みやま昇吾、花形・みやま太一、花形・みやま昇太、頭取・みやま春風、みやま陽一、みやま英雄、みやま大吾、女優・昇京華、昇こずえ、昇さつき、昇いちごの面々である。そのことで、座長が、座員一人一人を、どれだけ「かけがえのない」ものとして大切にしているか、が窺える。芝居の外題は「ふるさとのともしび」。幼い頃、母と生き別れになった流れ星の源太郎(花形・みやま昇太)は、角兵衛獅子の少年時代を経て、今では「泥棒一味」の幹部、親分(後見・みやま春風)と一緒に、ある大店にやってきた。そこの若旦那は、源太郎と名乗っているが、実は「仲間」の新吉(花形・みやま太一)、今では堅気になって、盲目の女主人(昇京華?)に「親孝行」の真似事をしている。その新吉を「一味」に取り戻すためである。新吉、「待ってくれ、俺を堅気にさせてくれ」と懇願するが親分は許さない。見かねた源太郎、間に入って「暮れ六つまでに千両用意すれば、許してやる」と、話がついた。「一味」が去った後、思案に暮れる新吉、そこへ、源太郎、「見張り役」として再登場。奥から聞こえる女主人の話。「源太郎、別れるときに渡した、お守り袋、今でも持っているだろう。私に見せてくれまいか」。新吉、「それは、大切なものだから、行李にしまってある」などとごまかすが、持っていたのは源太郎、「そうか、あの人は俺のおっかさんだ。でも、今さら親子名のりはできやしねえ。ここは一番、新吉に身代わり孝行を頼むほかはない」と決意する。やがて暮れ六つの鐘が鳴る。源太郎、やってきた親分に事情を打ち明けるが、親分は許さない。「では、やるしかない。俺はこの店を守るんだ!」。客席から「がんばれ!」というかけ声に、親分役の後見・みやま春風、「客席まで味方にしやがって、おまえの親戚か」と悔しがったが、「大丈夫、すぐに斬られますから」という「やりとり」が、何とも面白かった。見るからに「悪党」、その憎々しげな春風の風情が「堂に入ればこそ」、客を味方につけることができたのだ。事実、私の隣に座っていた高齢者の夫婦、親分の顔をにらみつけて「悪いやつだ」と舌打ちする。源太郎、親分の一太刀浴をびたが、懸命に凌いで大逆転、勝利の女神は、源太郎に微笑んだ。とはいえ、その一瞬から、源太郎は凶状持ち、親子名のりもできぬまま旅立つ、といった筋書きで、たいそう面白かった。主演は花形・みやま昇太、17歳。彼の弁によれば、「大吾(12歳)がインフルエンザのため、急遽、先生から、開演20分前に、この役を仰せつかりました。初めての役なので、お見苦しいところが沢山あったと思います。これからも精一杯、努力精進いたしますので、どうかよろしくお願いいたします」。本来なら座長の役を、誠実に代演しようとする姿勢は立派、普段から座員一人一人を大切にする、座長の薫陶が「結実化」した名舞台であった、と私は思う。幕が下りた後、件の高齢者夫婦、コーラを飲みながら、いつまでも涙を拭っていた。今日もまた、大きな元気を頂いて、岩盤浴に向かった次第である。
【余話】
インターネットの「劇団情報」に「劇団芸昇」の紹介画像が載っている。座員一同の最前列中央の○○(マスコット幸輝)に注目あれ。座長の「締めの一言」でワッと泣きだす。その「阿吽の呼吸」が素晴らしい。さすが「劇団芸昇」!今後の活躍を、ますます期待する。
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2022-11-15

劇場界隈・《千代田ラドン温泉は岩盤浴と芝居の二重奏・劇団「芸昇」》

玉川温泉の「湯治」と同じ効力を家庭のお風呂で半永久的に再現できるラジウム温浴器「玉川の花湯」玉川温泉の「湯治」と同じ効力を家庭のお風呂で半永久的に再現できるラジウム温浴器「玉川の花湯」
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午前10時、常磐線土浦駅東口発の送迎バス(神立駅経由)で、「千代田ラドン温泉センター」に向かう。ここのキャッツフレーズは「ラドンがうれしい ラジウムの効果をたしかめた 充実のラジウム岩盤浴」とあるように、肌あれ、冷え性、便秘から、自律神経失調症、神経痛、リウマチ、糖尿病、気管支炎・喘息、痛風、脳卒中、悪性腫瘍(がん)にまで「効能がある」ということである。その根底には「放射線ホルミシス」という考え方が横たわっている由、すなわち「たくさんの量だと生物に害を及ぼす放射線が、ごく微量ならば、逆に、生物に有益な効果をもたらす」そうな・・・。私自身、体調は不安定、多分、上記の疾患に冒されているだろうことは百も承知、とりわけ「喉頭がん」「食道がん」「前立腺がん」「大腸がん」のいずれか、またはすべてと診断されたら、即座に納得するつもりだ。加えて、そのための病院治療は不要、ここのような温泉センターに「逗留」または「通所」しながら、臨終を待ちたいと思う。
土浦駅から20分あまりで到着、フロントで「岩盤浴をしたい。初めてなので・・・」と言うと、従業員が懇切丁寧に「入り方」を教えてくれた。そのとたん、私にはもう「ラジウムの効果」」が現れたようで、すこぶる快適な「体調」になったのである。岩盤浴、ラジウム温泉浴、仮眠、ラジウム吸入などを「適宜」繰り返しながら「闘病」することが肝要、予防も含めてこれから「足繁く」通い詰めることになるだろう。
 うれしいことに、このセンター「食事をしながら演劇が楽しめます」。公演は大衆演劇「劇団芸昇」(座長・みやま昇吾)。「劇団紹介」によれば〈プロフィール 劇団芸昇 平成14(2002)年6月1日創立。豊かなキャリアを誇るみやま昇吾座長が、若い座員たちを引っ張っている劇団である。芝居のレパートリーも200本を数え、ジャンルも人情物・喜劇・時代劇・現代劇と幅広く、そのうち7~8割がオリジナルな劇だという。座長 みやま昇吾 昭和40(1965)年6月24日生まれ。神奈川県出身。血液型O型。役者の父母を持ち、5歳で初舞台を踏む。さまざまな劇団でキャリアを磨いたのち、平成14(2002)年に「劇団芸昇」を旗揚げする。「大衆演劇でしかできない、面白い芝居」をモットーに、若い座員たちとともに切磋琢磨の日々である〉ということである。また、キャッチフレーズは〈「面白い芝居」を追求するフレッシュな劇団。キャリア豊富なみやま昇吾座長率いる「劇団芸昇」。歴史は新しいが、幅広いジャンルの、オリジナルの芝居にこだわった見応えのある劇団である。若手のフレッシュな動きにも要注目!!〉であった。芝居の外題は「月下の剣」。土地のヤクザ(親分・みやま春風)に無断で商売をしていた農家の娘(女優1・芸名不詳)が、一家の若い衆に乱暴されているところを、若侍の夫婦(夫・みやま太一、妻・女優2・芸名不詳)に助けられる。そのことを恨んだ親分が、一家の用心棒(座長・みやま昇吾)に「若侍を殺っておくんなさい」と頼む。かくて若侍と用心棒は斬り合うが、腕は用心棒が上、若侍、これまでと刀を投げ出すが、妻と赤児が盾となったので、さすがの用心棒も刀を振り下ろせない。実を言えば、若侍と用心棒は「仇同士」、本来なら(用心棒が)「討ってしかるべき相手(若侍)」助けてしまうという筋書きであった。〈「面白い芝居」を追求する〉ためだろう、大筋とはあまり関わりのない「茶店」の〈フレッシュな〉母娘(女優3・芸名不詳と女優1・二役)登場、用心棒との「絡み」で舞台を盛り上げていた。座長の風貌は「風見涼太郎」「瀬川伸太郎」風だが、貫禄は上、伝統的な旅役者(関東風)といった風情で、まさに「キャリア豊富」の看板に偽りはなかった。「舞踊」「歌唱」もお見事、どんな役でも「器用にこなす」ところが魅力的である。加えて、ベテラン(頭取)・みやま春風の「味」、若手連中の「勢い」も彩られ、「客との呼吸」「役者相互の息合わせ(チームワーク)」次第では、「大化け」(大躍進)可能、前途有望な劇団だ、と私は見た。
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