META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 竜劇隊
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2023-07-31

劇団素描・「竜劇隊」・《大御所・沢竜二の「舞台姿」拝見!》

【竜劇隊】(座長・木内竜喜)〈平成21年12月公演・まんてん星の湯三国館〉                                      昨日に引き続き、猿ヶ京温泉・まんてん星の湯三国館で大衆演劇観劇。「竜劇隊」(座長・木内竜喜)。座長・木内竜喜の師匠は、「大衆演劇界の中の座長の中の座長」・沢竜二とのことである。その沢竜二の舞台を見聞しようと先月も来場したのだが、その時は、別の舞台(蜷川幸雄演出・「真田風雲録」)に出演中とかで「肩すかし」、あらためて確認すると、12月1日から5日までは「必ず出演します」ということだったので、「仕切り直して」来場したわけである。昨日の舞台は、芝居が「恋の雷」、ラストショーが「瞼の母」、今日の舞台は、芝居が「殺陣師段平」、ラストショーが「天城越え」という内容で、出来映えは、いずれも「水準並」、とりたてて「どうということ」はなかった。沢竜二といえば、1935年生まれで今年74歳、まもなく「後期高齢者」の仲間入りをする年齢だが、舞台姿は「元気いっぱい」、歌唱でも「新曲」を出し続けるなど、まさに「高齢者の鑑」のような活躍ぶりである。とりわけ、不況下「派遣切り」といった事態に対して「300人雇用」を各劇団座長に呼びかけるなど、「人情芝居を地でいくような」言動が清々しく、一度でもよいからその御尊顔を拝見したいと念じていたところであった。事実、「竜劇隊」にも件の「派遣切られ社員」が入団、「坂田某(名前は失念)」という芸名で出演していた。まだ経験も浅いのに、芝居、舞踊にも挑戦、その「懸命な姿」は生き生きとして、さわやかであった。先輩・青山郁彦の胸を借りた端役の芝居、相舞踊は出色の出来で、十分「絵になっていた」と思う。(青山郁彦という役者、この劇団の中では一番の成長株、今後の活躍が大いに期待できるだろう)座員は、座長・木内竜喜の他、竜多嘉雄、ひかる光一、青山郁彦といった「若手」中心で、舞台の気色は「新鮮」そのもの、そこに大御所・沢竜二、ベテランの岡本茉莉が加わると、たちまち「全国レベル」の劇団に変身してしまう、という仕掛けには恐れ入った次第である。さて、沢竜二の「瞼の母」、どのような舞台が現出するか、おおいに期待していたが、結果は「水準並」。背景の音曲が、中村富士夫ではなく天津羽衣、二葉百合子あたりであったなら、さらなる趣を描出できただろうに・・・、などと勝手な夢想をしてしまった。それにしても、番場の忠太郎の「青臭さ」は、大御所・沢竜二の「貫禄」とは別世界、これまで若葉しげる、大川竜之介、恋川純弥、森川凜太郎らの舞台姿を見聞してきたが、いずれも「恰好よすぎて」不満足、わずかに春川ふじお、鹿島順一の忠太郎だけが、私の「琴線に触れる」ことができたのだが・・・。(などと「知ったかぶり」をするのが、私の致命的な欠陥・弱点であることは熟知している)。大御所・沢竜二が、新国劇の二枚看板・辰巳柳太郎、島田正吾の舞台を懐かしみ、できれば(自分で)「再現」したい(だろう)という気持ちは、「殺陣師段平」などを見聞すれば推察できる。私もまた、昭和三十年代から二枚看板の舞台を観て育った組なのだから・・・。だがしかし、栄枯盛衰、盛者必滅の「理」どおり、「時の流れ」を止めることはできない。とは言え、平成の世を懸命に生きる「座長の中の座長」に(二日間)元気をもらい、その舞台姿に深い感銘を受けて帰路に着いた次第である。
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(2006/09/01)
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