META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団菊太郎
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2023-07-07

劇団素描・「劇団菊太郎」・《芝居「人生晴れたり曇ったり」》

【劇団菊太郎】(座長・梅沢菊太郎)〈平成20年7月公演・佐倉湯パラダイス〉
 「劇団紹介」のパンフレットがないので、「演劇グラフ」(2008年2月号)から、プロフィールを引用すると以下の通りである。〈劇団菊太郎 演友会所属。梅沢菊太郎座長が「劇団鷹の羽」から2006年5月に独立旗揚げ、2007年で一周年を迎えた。父・梅沢菊弥(「劇団鷹の羽」)から受け継いだお芝居と梅沢菊太郎座長のオリジナル狂言を中心に、時に人情芝居で楽しませてくれる。舞踊では連日行われている組舞踊に特にこだわり、スーパー歌舞伎の演出家にも指導を仰ぐほど。またそのこだわりは、芝居の大道具や照明などの舞台に及ぶ。 座長・梅沢菊太郎 昭和51(1976)年11月4日生まれ。山形県出身。血液型O型。上演する芝居は父・梅沢菊弥(「劇団鷹の羽」)から受け継いだお芝居と座長自身のオリジナル狂言。特に人情芝居を得意とする。組舞踊にもこだわっており、スーパー歌舞伎の演出家の指導のもと、連日稽古に余念がない。そのサービス精神旺盛な舞台に人気が集まっている〉
 芝居の外題は、昼の部「ちびっこ忠治御用旅」、夜の部「人生晴れたり曇ったり」。前者は、「山形屋の場」を中心に、忠治を5歳の子役(玉太郎?光太郎?)が演じるという趣向、後者は「文七元結」の〈宮大工版〉とでもいおうか、出来栄えは「水準」並み、座長の「実力」に脇役がついて行けず、座長一人が「浮き上がり気味」という景色であった。座員は、座長の妻・梅沢かおり、若手・梅沢星明、梅沢道矢、女優・梅沢七海、梅沢北斗、梅沢あすか、梅沢さくら、梅沢ひとみ、梅沢たえみ、梅沢舞華、子役・玉太郎、光太郎、涼太郎と大勢だが、座長と対等に渡り合える(絡み合える)のは、妻の梅沢かおりくらいであろう。「人生晴れたり曇ったり」では、座長とその女房役の「絡み」が、ともすれば「楽屋落ち」に偏りがち(それはそれなりに面白いのだが)で、登場人物本来の滑稽さ(特に、女房のしたたかさと可愛らしさ)が十分に描出できずに終わったのは、誠に残念であった。
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(2003/02/14)
市川 猿之助

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2023-07-06

劇団素描・「劇団菊太郎」・《芝居「恋や恋」》

【劇団菊太郎】(座長・梅沢菊太郎)〈平成20年7月公演・佐倉湯パラダイス〉
 芝居の外題は「恋や恋」、家老の息子が、家老の娘に「恋」をして、その間を足軽の息子(梅沢菊太郎)が「取り持つ」(口説きの代役・家老の息子は口パクで)、しかし、事の顛末を知っている娘は、足軽の息子を伴侶に選ぶという筋書。「恋に身分の隔てはない」というテーマだが、女優では娘よりも腰元の方が「魅力的」、足軽の息子は「老け気味」といった体裁で、舞台の景色は「今一歩」。しかし、座長(足軽の息子)が、「豆知識」として、随所で見せる「講話」は秀逸、福沢諭吉、樋口一葉、野口英世、夏目漱石の「人となり」をすらすらと紹介、袴の種類、「蹲踞」の意味まで「解説」するような「セリフ回し」は、異色中の異色、初めて見聞する舞台であった。
 舞踊ショーも、座長の「独り舞台」、女形から立ち役まで「達者に」こなす「実力」は、半端ではない。特に、組舞踊・大江戸花絵巻(?)での面踊り(おかめとひょっとこの踊り分け)、「夢千代日記」の女形、「決闘高田馬場」の節劇舞踊の三本を「同時に」観られたことは幸運であった。まだまだ、何が出てくるかわからない、魅力的な劇団だと思う。
名作を聴く(3)~樋口一葉名作を聴く(3)~樋口一葉
(2006/08/09)
幸田弘子

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