META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「劇団武る」・《配役・演出を「関東風」に見直して、がんばれ!》
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2023-05-23

劇団素描・「劇団武る」・《配役・演出を「関東風」に見直して、がんばれ!》

【劇団武る】(座長・三条すすむ)〈平成21年7月公演・小岩湯宴ランド〉                                        昼の部、芝居の外題は「男命の破門状」。筋書きは単純、雷門一家初代親分が侍とのいざこざで起こした間違い(殺人)の罪を背負って凶状旅に出た人斬り源太(座長・三条すすむ)が、ほとぼりも冷め帰ってくると、初代親分はすでに亡く、聞けば、背中合わせの二天門一家親分(劇団指導・勝次朗)に闇討ちされたとのこと、しかし二代目は「証拠がない」と言って「仇討ちもせず」手をこまねいている。業を煮やした源太、二代目親分に「破門状」をたたき付け、単身、初代親分の敵討ちをするというお話。舞台の景色は「相変わらず」で、九州劇団特有の「こってり味」、関東の客にとっては「重苦しく」「しつっこいんだよねえ」。わずかに、縄張りを争う居酒屋の場面で出てきた看板娘、女優三人(都美千代、都佳恋、他)の風情が何とも「可愛らしく」「艶やかで」、彩りを添えていたことが救いだったと言えようか。何度でも言いたくなるのだが、この際(関東・東北公演では)、�座長は、「三枚目」「女形」に徹すること、�「二枚目」は、副座長・藤千之丞が「一手に」引き受けること、�劇団指導・勝次朗は、「ちょい役」「仇役」で、いぶし銀の「至芸」を見せること、が肝要である。今日の舞台でも明らかだが、月城小夜子を筆頭に、この劇団の女優陣は「立派に責任を果たしている」(関東の客を惹きつけている)ことに気づかなければならない、と私は思う。舞踊ショー・ラストで見せた「お祭りマンボ」(唄・美空ひばり)の、艶やかな舞台こそ、この劇団の「真髄」「真骨頂」なのである。
 夜の部、芝居の外題は「昇り龍の宇之吉」。大衆演劇の定番で、一匹狼・宇之吉と、男伊達の侠客・小金井小次郎の「物語」、見せ場は、宇之吉の「三枚目」(剽軽・闊達)ぶり(喜劇)、盲目となった母との出会いと別れ(悲劇)、小金井小次郎の「貫禄」といったところで、座長の宇之吉は「当然の配役」だが、副座長・藤千之丞の小次郎役は「やや荷が重い」。勝次朗の小次郎、千之丞の仇役の方が「映えた舞台」になったのではないだろうか。この芝居でも、茶店の娘(芸名不詳)、駆け落ち男女の娘(都佳恋)など、女優陣の「ノーテンキな」「明るさ」が「えもいわれぬ色香」を添えていた。加えて、若手・中村直斗の「用心棒役」も見事、配役の工夫次第では、すぐにでも迫真の「名舞台」を描出できるのに・・・、と私は思う。座員各々の「実力」は「水準」以上だが、どちらかといえば「芝居よりは舞踊で魅せる劇団」かもしれない。座長の「女形」、勝次朗の「立ち役」、副座長・藤千之丞の「舞姿」は「鹿島劇団譲り、月城小夜子、夜桜紫龍の個人舞踊も「お見事」、とりわけ、中村直斗と都たか虎の「積丹半島」は、若手でなければ踊れないアクロバチックな相舞踊(洋舞)で、本日、出色の出来であったと思う。
 客筋の話では、「今日の座長、元気がない」。それもそのはず、ここは東京・小岩、月あたり1万人の観客動員が「相場」だが、思うように「数字が伸びない」か・・・。だがしかし、この劇団の「実力」は半端ではない。ひとたび「ツボにはまれば」大ブレークは確実、再度「配役」(座長は「女形」「三枚目」、副座長は「二枚目」、指導・勝次郎は「仇役」に徹し、若手を抜擢すること」、「演出方法」(座長、絶叫調の口跡は垢抜けない、もっと力を抜いて、軽妙洒脱に。愁嘆場、修羅場はあっさりと)を《関東風》に見直して、心機一転、頑張った舞台を期待する。
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