META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「劇団菊」・《誠実な芸風で、充実した舞台》
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2023-05-24

劇団素描・「劇団菊」・《誠実な芸風で、充実した舞台》

【劇団菊】(座長・菊千鶴)〈平成21年7月公演・柏健康センターみのりの湯〉                                      この劇団は昨年(平成20年4月)、立川大衆劇場で見聞済み。その時は、観客数1名(私)、当初、開催が危ぶまれたが小屋主さんが贔屓筋に電話連絡、なんとか5名を「かき集めて」幕開けとなった。今回も、開演30分前では観客数10名ほどだったが、開幕時は30名程度、しっとりと落ち着いた雰囲気の中で幕開けとなった。芝居の外題は「涙の源八時雨」。一家女親分(座長・菊千鶴)の娘(菊小鈴)が、若い衆の源八(流星)に恋煩い、めでたく婚約にまで漕ぎつけるが、その直後、敵役一家に娘は拉致されてしまった。さあ大変と、源八、敵一家に単身踏み込んだのだが、多勢に無勢、たちまち取り押さえられて、右頬に「焼きごて」を当てられる羽目に・・・。一家に草鞋を脱いだ旅人の助勢もあって敵一家を征伐、無事に娘を取り戻すことができたまではよかったが、源八の傷は重く、顔貌は「二目と見られぬ化け物」然、それを垣間見た娘の恋心は吹っ飛んでしまった。かくて縁談は破談、娘は自分を助けてくれた旅人と祝言をあげるとのこと、それを聞いた源八、矢も盾もたまらず祝言の場に乗り込み、いわく「皆殺しにしてやる!」。刀を振り回して暴れ回ったが、結局は「飲み分けの兄弟分」に諫められて、すべてを断念、冷たい雨の中、寂しく旅に出るという、何とも「やるせなく」「絶望的な」場面で終幕となった。筋書きは「悲劇」、舞台の景色も「愁嘆場」だが、風情は「関東風」、どこまでも「あっさり味」「淡泊」で、私には十分楽しめた。中でも、座長の娘・副座長・菊小菊の「芸達者ぶり」、は群を抜いており、「三枚目の女優」としては、都ゆかり、富士野竜花、長谷川桜、都美千代らと「肩を並べる」出来映えであった。劇団の所属は「東京大衆演劇劇場協会」、座長はかつての「劇団ママ」を見聞、若水照代を師と仰いでこの道に入った由、歌唱「お吉物語」は、天津羽衣に勝るとも劣らない出来映えであった。観客数の「多少」など、歯牙にもかけないで、誠実に舞台を務める座員の「姿勢」に、敬意を表したい。
お吉物語/黒船哀歌お吉物語/黒船哀歌
(2005/12/07)
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