META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 検証・ガラクタ番組・《「突入せよ“あさま山荘事件”」(TBS)》
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2023-02-13

検証・ガラクタ番組・《「突入せよ“あさま山荘事件”」(TBS)》

 午後9時からTBSテレビ「突入せよ!“あさま山荘”事件」視聴。東京新聞の番組説明は以下の通りであった。〈02年あさま山荘事件製作委員会。役所広司。1972年2月、長野・軽井沢の「あさま山荘」に、連合赤軍のメンバーが管理人の妻を人質にとって立てこもった事件を描く。原田真人監督。〉およそ2時間弱の映画であったが、その眼目は奈辺にあったのか、つまるところ「何が何だかわからない」うちに終幕となっってしまった。さだめし、銃の力で世の中を変えようとする「過激」な行動を「武力」で「制圧」できない「もどかしさ」、中央(警視庁)と地方(長野県警)との主導権争い、家屋破壊を担当した民間業者との葛藤、マスコミ対策等々、「突入」する側のドラマを描出したかったのかも知れない。だが、結果はただ一言「お粗末!」と言う他はない。理由は簡単、製作者側では「分かり切っていること」が、視聴者側(少なくとも私)には「全くわからない」という状態が現出する。要するに「説明不足」のまま、現場の「混乱した場面」ばかりが「繰り返される」のである。字幕で時刻を表示するなら、「突入」するまでのプロセスを、いくつかのステップ(アクション)に区切ってクローズアップ、それぞれに「小見出し」「文字解説」などを添付することは、ドラマツルギーのイロハではあるまいか。ドキュメンタルであるべきこの映画に「主人公」など要る(存在する)はずがない。にもかかわらず、役所広司とその妻、管理人とその妻にかかわる家族の絆、犠牲者の葬儀場面といった「情話」もどきの景色も(断片的に)挿入されるといった按配で、ドキュメントとしても「お粗末」、ドラマとしても「中途半端」、事件に対する視座も定まらぬままに、ただ表面的な事象を「再現」すれば「何とかなるだろう」(足りない部分は視聴者が補ってくれるだろう)といった安易さが窺われて失望した。
(2010.2.22)



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