META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 検証・ガラクタ番組・《テレビドラマ「相棒」の終焉》
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2023-02-12

検証・ガラクタ番組・《テレビドラマ「相棒」の終焉》

 ほぼ1年前、テレビドラマ「相棒」の主役・水谷豊は、相手役・成宮寛貴について「彼は歴代最高の相棒」と評したそうである。「女性自身 芸能ニュース2559号 2012.10.24)には以下の記事が載っている。〈「水谷さんと成宮さんは、年齢的には親子といってもおかしくない2人です。でも、現場では兄弟のように仲がいいですね」(番組スタッフ)水谷豊(60)主演の人気ドラマシリーズ『相棒Season11』(テレビ朝日系)。今回は、初回の視聴率が19.9%と過去最高の滑り出しだった。今シリーズから水谷の新しい”相棒”となったのが、成宮寛貴(30)だ。水谷が成宮を、そこまで気に入った理由はどこにあるのか。「成宮さんは水谷さんに『私の演技は相棒の世界観を壊していませんか』『犯人に対しての言葉遣いはこれでいいのでしょうか』など、場面ごとに細かく突っ込んだ質問をするそうです。成宮さんは質問を繰り返すことで、俳優としての水谷さんへの尊敬をアピールし続けて、彼の心を掴んでいったんです。水谷さんは自分が演じてきた『相棒』を大切にしてくれる”質問攻め”にはイヤな顔ひとつせず『これほど質問してくる共演者は初めてですよ』と、ご満悦でした」(テレビ関係者)成宮は”相棒”役として3代目になる。彼とかつての相棒たちとの違いを、別の番組スタッフはこう語る。「初代・相棒の寺脇康文さんや2代目の及川光博さんは、水谷さんの個性的なキャラに”負けない相棒を演じよう”としてきました。ところが水谷さんは自分より目立つ演技が嫌いだったんです。成宮さんはそんな水谷さんの内なる思いを察して『あくまで主役は水谷さん』と、大先輩を立てる演技を心がけているようです。そんな謙虚な姿勢が、ますます水谷さんの心を捉えたのでしょう。『いままでの相棒のなかで、いちばん演じやすい』と喜んでいます」歴代最高の”相棒”という評価を受けた成宮。その”籠絡テク”に、見事に水谷もオチたようだ。12年目にして”理想の相棒”に巡り合えた水谷。『相棒』の快進撃は続きそうだ——。〉還暦を過ぎた(初)老優・水谷豊もまた、ご多分に漏れずテレビドラマの「善し悪し」を視聴率の「多寡」で判断しているようだが、杉下右京ならさだめし「軽率ですねえ」とたしなめるところであろう。12年目にして「理想の相棒」に巡り会えた(と思った)その時から、『相棒』の魅力は際限なく色あせてしまったように、私は感じる。その魅力とは、初代の寺脇や二代目の及川が、まさに「水谷さんの個性的なキャラに”負けない相棒を演じよう”として」、阿吽の呼吸ならぬ《合わんの呼吸》で迫真の演技を展開してきたところにある。〈ところが水谷さんは自分より目立つ演技が嫌いだったんです。〉ということであれば、何をか言わんや・・・。水谷豊は、自分の個性的なキャラが、寺脇や及川の「目立つ」演技に支えられて、さらに一段と磨きがかかり、珠玉のように光り輝くという、ドラマ(芝居)の常道を、未だ御存知ない。それかあらぬか、三代目の成宮は「いてもいなくてもよい」存在になりさがり、視聴者(私)は、わずかに、捜査一課の面々、組対課長、刑事部長等々との《合わんの呼吸》を楽しまざるを得ない羽目になってしまった。私の独断と偏見によれば、その《合わんの呼吸》こそが、『相棒』の真髄(見所)であり、杉下と亀山・神戸・たまき、亀山と美和子、亀山・神戸と伊丹、伊丹と米沢、さらには特命係と角田・内村・中園、そして小野田といった面々が、それぞれに織りなす「対立」「不一致」の人間模様を、曼荼羅図のように描き出すことに、その真骨頂があった。中でも、官房長・小野田を演じた岸部一徳の存在感は大きく、彼を失った『相棒』の面々には、精彩が感じられない。近作では、捜査一課の三浦も負傷・退職に追い込まれれた由、彼は「人間万事塞翁が馬」と呟いたが、今や潮時、すでに『相棒』の世界は幕を閉じていることを肝銘しなければなるまい。杉下右京、水谷豊に向かって曰く「そうですねえ、今あなたに必要なのは、明鏡止水の心境でしょうか・・・」
(2013.10.17)



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