META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「劇団新」・《芝居「地獄の祝言」の舞台模様》
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2023-12-13

劇団素描・「劇団新」・《芝居「地獄の祝言」の舞台模様》

【劇団新】(座長・龍新)〈平成27年10月公演・古町演芸場〉
私が最後にこの劇団の舞台を見聞したのは2年前(平成25年11月)である。当時の座員であった千明みな美、千明将人の姿はなく、新たに飛鳥光輝、飛鳥奈夏(奈→菜?)という名札が加わっていた。芝居の外題は「地獄の祝言」。一家親分の妹(千明ありさ)に見初められた新入りの子分A(座長・龍新)、親分(秋よう子)から妹の縁談話をもちかけられ、いったんは断ったが、「たっての頼み」ということで承諾した。その様子を窺っていた一家の兄貴分B(飛鳥光輝)は面白くない。一家の乗っ取りを企んでいる用心棒の侍(龍錦)に奸計を耳打ちされて実行に及んだ。ややあって、一家はたちまち火の海、駆けつけた子分A、兄貴分C(指導後見・龍児)が止めるのも聞かずに、その中へ飛び込んだ。ようやく婚約者の妹を助け出したが、顔面には大きなヤケド・・・。その事件を境に、子分Aの縁談話はプッツリと立ち消えてしまった。絶望した子分Aは、妹(龍小優)の心配をよそに酒浸りの日々を送っていたが、そこへ兄貴分Cが正装して訪れた。「祝言の話を持ってきた」。「そうか!やっぱりお嬢さんは待っていてくれたのか」と小躍りするAにむかって、Cいわく「祝言の相手はお前ではない。Bだ!}「何だって?」激高するAを諫めて「くやしいだろうが我慢しろ。これから祝言の席に出向いて挨拶をするんだ」「嫌だ!嫌だ!」。・・・・、しかし、大恩ある親分のためAは堪えて宴席に赴いた。待っていたのは「何しに来た!ここはお前のような化け物のくるところではない。とっとと消え失せろ」という親分の罵声だったとは。子分A、たまらず親分に斬りかかろうとしたがCに止められ、一時は我慢した。帰り際には再び一同の哄笑・罵声浴びせられ、やむなく帰路に就いたが胸中は収まらない。独り、とって返すとB、親分、子分衆を次々にめった斬り、とどめは花嫁を刺殺して自分も腹を突く。まさに「地獄の祝言」の景色そのままに閉幕となった。この芝居の眼目は「愛の不条理」、愛する女に裏切られた男の、「どうしようもない淋しさ」の描出にあると思われるが、そのためには男を狂わせる女の妖艶さが不可欠、花嫁姿の千明ありさには、まだ「荷が重すぎた」かもしれない。座長・龍新の演技が真に迫れば迫るほど、「空回り」の感があったように、私には思えた。また、仇役子分Bの飛鳥光輝もまだ入団まもない17歳とあっては、まだ「迫力不足」、恋敵の「憎々しさ」の描出までには相当の時間が必要であろう。指導後見・龍児の口上では、「100点満点とすれば今日の出来映えは2点です」とのこと、今後の精進を期待したい。また、千明みな美は「寿退団」し、まもなく男児をもうけた由、御同慶の至りである。グッドラック!
 明日は、飛鳥光輝の「誕生日公演」とやら、「もう一回、観てみようか」、かすかな期待を込めながら帰路に就いた次第である。



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