META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「劇団暁」・特別公演《劇団総出演》の舞台模様
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2023-10-16

劇団素描・「劇団暁」・特別公演《劇団総出演》の舞台模様

【劇団暁】(座長・三咲夏樹、三咲春樹)〈平成26年4月公演・小岩湯宴ランド〉
本日は「特別公演・劇団総出演」ということで、初代座長・三咲てつや、その妻女で副座長・ふぶき梨花、二代目座長・三咲きよ美、その娘・三咲梨奈、三咲あやめらが来演していた。芝居の外題は、昼の部「梅川忠兵衛」、夜の部「兄と妹」(と張り出されていたが、実は「父と娘」では?)。「梅川忠兵衛」の舞台は、途中からの見聞となったが、忠兵衛に弟座長・三咲春樹、梅川に兄座長・三咲夏樹、八右衛門に二代目座長・三咲きよ美、孫右衛門に初代座長・三咲てつや、といった配役で、江戸時代の悲恋模様を「精一杯」描出していたと思う。森進一の名曲「それは恋」を背景に、新口村に辿り着いた二人の景色は「絵巻物」のように鮮やかであった。第二部の歌謡・舞踊ショーでは、副座長・ふぶき梨花が登場、「木曽路の女」他の見事な歌声を披露した。また、二代目座長・三咲きよ美と愛娘・三咲梨奈の相舞踊「夫婦春秋」の歌声は初代座長・三咲てつや、三者の呼吸もピッタリと合って、見事な出来映えであった。とりわけ、母に似てやや太め、三咲梨奈の舞姿は「愛くるしく」、たいそう魅力的であった。夜の部の芝居「父と娘」の筋書きは、大衆演劇の定番。娘・お志津(三咲あやめ)が手籠めにされそうになったとき、助けようとして相手を殺してしまった父(初代座長・三咲てつや)、島送りとなって七年・・・、将軍様にお世継ぎが誕生、慶事の「御赦免」となって戻れば、お志津は所帯持ち、亭主の大工・三五郎(二代目座長・三咲きよ美)との間には長男・庄太(抱き人形)まで生まれていた。父、ひとまず安堵したが、娘の相手はどんな男だろうか、「不安」はかくせない。訪れた大家(三咲さつき)にそれとなく尋ねるが、大家はお志津に懇願されて「事実」を伝えられない。大家、それはもう「飲む・打つ・買う」の三道楽でと言いかけては、全部、自分の亭主にしてしまう、(父娘との)「絡み」の風情は絶品であった。しかし、「事実」はやがて露見する。博打の借金をとりたてられ、酒浸りになりながら、家の金を持ち出そうとする三五郎の姿を目にして、父は諫言するが三五郎は逆上、出刃包丁まで取り出す始末、父の堪忍袋の緒は切れ、三五郎に斬りかかった。お志津、この修羅場を見て泣きじゃくる庄太を父の前に差し出し、「おとっつあん、この子のためにも止めてちょうだい」。われにかえった父、庄太を抱きしめ、三五郎に渡す。三五郎、庄太を腕にしてどうしていいかわからない。「高い高いをしてあげて!べろべろばーをしてあげて!」仕草で訴えるお志津の必死な姿を見て、三五郎、やむなく(ぎこちなく)「高い高い」をすれば、庄太の泣き声は笑い声に変わった。この瞬間から、舞台は、三五郎「改心の場」へと回る。まさに「子はかすがい」(子は宝)の《眼目》が見事に結実した名舞台であった、と私は思う。閉幕後、二代目座長・三咲きよ美の口上でいわく「以前、この芝居をやっていたら、腰の曲がったお婆さんが舞台に上がってきて、私のおでこをゴツンと殴りました。今でも、おでこが痛くなるんです。でも、三五郎は本当は「やさしい」「いい人」なんです」。おっしゃるとおり、初代座長、著書でいわく「桟敷は皆んなの楽天地」、この世に「悪い人」など、いないのである。
 夜の部・舞踊ショー、副座長・ふぶき梨花の個人舞踊は「車屋さん」、その艶姿を見聞できたことは、望外の幸せであった。感謝。
車屋さん/暗夜航路車屋さん/暗夜航路
(1992/11/21)
美空ひばり

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