META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「劇団暁」・《座長誕生日公演・芝居「弁天小僧」の舞台模様》
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2023-10-15

劇団素描・「劇団暁」・《座長誕生日公演・芝居「弁天小僧」の舞台模様》

【劇団暁】(座長・三咲夏樹。三咲春樹)〈平成26年4月公演・小岩湯宴ランド〉
本日は「座長誕生日公演」とやらで、客席は賑々しく、前半分の指定席は、劇団の「ご贔屓筋」で埋め尽くされていた。芝居の外題は「弁天小僧」。幕が開くと、そこは稻瀬川勢揃いの場、白浪五人男が「それぞれに名を名乗る」ところが始まった。中でも、弁天小僧(座長・三咲夏樹)の景色は「格別」で、以後の展開が大いに期待されたのだが・・・。この芝居を「喜劇風」に演出することほどむずかしいことはない。私はこれまで、「劇団花凜」「劇団たつみ演劇BOX」「橘小竜丸劇団」「鹿島順一劇団」の舞台を見聞しているが、無理矢理「喜劇仕立て」にすることなく、ただ淡々と「筋書き通り」に演じる方が成功するようである。なぜなら、「弁天小僧」の《眼目》は「変化の妙」、艶やかな女形の風情が、一瞬にして〈ふだん着慣れし振袖から髷も島田に由井ヶ浜、打ち込む浪にしっぽりと女に化けた美人局、油断のならぬ小娘も小袋坂に身の破れ、悪い浮名も竜の口土の牢へも二度三度、だんだん越える鳥居数、八幡様の氏子にて鎌倉無宿と肩書も、島に育ってその名さえ、弁天小僧菊之助〉とうそぶく、「白浪」(盗賊)に変貌する、しかし、〈盗みはすれど非道はせず、人に情を掛川から金谷をかけて宿々で、義賊と噂高札に廻る配附の盥越し〉といった賊徒の一味であることを描出できるかどうかの「一点」に絞られるからである。今日の舞台は、残念ながら「脇役」が、「喜劇仕立て」にこだわりすぎ、本来の《眼目》とは無縁の結果に終わったように思う。仇役の親分(座長・三咲春樹)が、サングラスをかけ「洋風」のパフォーマンスを精一杯「熱演」していたが、常連客は「白ける一方」で、喫煙室では「こんなのは弁天小僧じゃないよ」「めちゃくちゃ」「早く終わりにしないか!」などという寸評が飛び交っていた。しかし、指定席の「御贔屓筋」はヒートアップして大喜び、その「対照の妙」が、私にはたいそう面白かった。今日は座長の「誕生日公演」、羽目を外した「舞台模様」も一興と感じる(御贔屓筋へのサービスとして許容する)ことができるかどうか。(小岩の)常連客の(今後の)動向を見聞することも、私には「一興」である。
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