META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「劇団千章」・《芝居「瞼の母」再演!》
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2023-11-21

劇団素描・「劇団千章」・《芝居「瞼の母」再演!》

【劇団千章】(座長・市川良二)〈平成25年9月公演・小岩湯宴ランド〉
 昼の部、芝居の外題は「瞼の母」。私はちょうど1年前、同じ劇団、同じ演目の舞台を、同じ劇場で見聞している。以下は、その時の感想(の一部)である。〈「瞼の母」の主役・番場の忠太郎は「立ち役」の魅力が勝負所、千太郎よりも良二の方が「適役」ではないだろうか・・・、などと思いつつ幕開けを待った。配役は、忠太郎に市川良二、その母・おはまに市川千章、妹・おとせに市川誠、おはまに無心に来た夜鷹に梅乃井秀男、素盲の金五郎に中村英次郎といった陣容で、まず申し分はないのだが、相互の「呼吸」が今一歩、まだ練り上げられた景色として「結実化」するまでには時間がかかるだろう。芸達者なそれぞれが、それぞれに芝居をしている感は否めない。それもそのはず、今月公演の演目は「日替わり」で1日2本、およそ60本の芝居を「演じ通す」のだから。すべてが「ぶっつけ本番」、その懸命さには頭を垂れる他はない〉。さて、本日の配役は、忠太郎、おはまに変わりはなかったが、妹・おとせに神楽坂美佳、夜鷹に澤村新之助、素盲の金五郎に市川誠といった面々で、その出来映えは前回より数段「向上」していた、すべてが「ぶっつけ本番」は前回同様であったが、相互の呼吸が(客との呼吸も)ピッタリで、幕開けから大詰めまで、寸分の隙もない名舞台に仕上がっていた。とりわけ、座長・市川良二の忠太郎は絶品、父・市川千章が自家薬籠中のものにしている女形・おはまの「至芸」に胸を借りて醸し出す「母子の逢瀬」は絵巻物のように鮮やかであった。夜鷹から話を聞いてしばらく逡巡、意を決して料亭・水熊に駆け込んでいくまでの様子、おはまから「這い込み」だと決めつけられ「あっしを銭もらいだと仰るんですか」と言いながら、大切に胸に暖めてきた百両の小判を、サラサラと畳に落としてみせる景色は珠玉の名場面、私の涙は止まらなかった。願わくば、そこに流れる音曲が「永い歳月(としつき) 別れて住めば、遠くなるのか 気持まで 俺は 俺は馬鹿だよ おっかさん おっかさん なまじ逢わなきゃ 泣くまいに・・・」(作詞・横井弘、作曲・遠藤実、唄・二葉百合子)であったらなあ、などと身勝手なことを考えてしまった。座長・市川良二(本来)の魅力は、あくまでも「地味」な脇役、主役の「派手さ」を際立たせる「いぶし銀」の輝きこそが彼の真骨頂であるはずなのに、今は座長の立場を全うしなければならない。その「辛さ」が、忠太郎の風情にも加わって、文字通り「迫真の演技」を展開することができたのではないか、と私は思う。隣の女性客いわく「いつもは舞踊ショーしか見ない。でも今日は題目がよかったから、芝居も観に来た・・・」。その甲斐あってか、閉幕後のビンゴゲームでは、なんと一等賞、5千円分の食事券をゲット。「今日は題目がよかったから」という判断に誤りはなかったようである。まさに「御同慶の至り」、オメデトサン!当方は、リーチのままで終わったカードを眺めつつ、岩盤浴に向かったが、本日の舞台5千円以上の価値があったことは間違いない。
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(2010/10/27)
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