META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「劇団花吹雪」・《芝居「下田の夜話」の油断》
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2023-08-21

劇団素描・「劇団花吹雪」・《芝居「下田の夜話」の油断》

【劇団花吹雪】(座長・桜春之丞、三代目桜京之介)〈平成24年初春公演・浅草木馬館〉
これまで座長を務めてきた桜京之介は、去年(平成23年)7月に退任、その名と座長の座を長男の桜真之輔(三代目桜京之介)に譲り、自らは桜京誉と改名した由。これまでは寿美英二・桜京之介(兄弟)の「二枚看板」に桜春之丞(寿美英二の長男)が「花を添える」といった舞台模様であったが、その様相は「一変」しつつある。劇団の若返り(世代交代)を図るためには当然の成り行きと思われるが、その結果が吉と出るか凶と出るかは「今後次第」ということであろう。今日の舞台を観る限り、明らかな「ペースダウン」(レベルダウン)が(私には)感じられた。芝居の外題は「下田の夜話」。遊郭の花魁(?)春駒(小春かおり)を、その間夫・卯の吉(三代目桜京之介)と、土地の帆立一家親分(春日隆)が「身請け競争」をするというお話。寿美英二は(間夫に味方する)遊郭の主人、桜京誉は間夫の兄、座長・桜春之丞は間夫の兄貴分とおぼしき股旅人を演じていたが、その筋書きはわかったようでわからない。BGMに「鯉名の銀平」が流れていたこと、卯の吉、帆立の親分などが登場したことから察するに、「雪の渡り鳥」あたりを下敷きにしたのであろうか・・・。要するに、①春駒と卯の吉は結ばれた。(のに)②帆立の親分は1年後もまだ未練がある。③そこで一家の用心棒(桜梁太郎)が、子分たちを使って春駒を拉致しようとした。④そこに割って入ったのが股旅人、春駒を助けたと同時に「一目惚れ」。⑤卯の吉を訪ねてきた帆立の親分が、はずみで(?)兄を斬り殺した。⑤卯の吉も帆立一家に襲われた(?)。⑥春駒は股旅人に助けを求める。その見返りとして、二人は「仮祝言」をとりかわす。⑦股旅人は帆立一家を成敗。⑧卯の吉と股旅人は春駒を譲り合う。⑨股旅人は卯の吉と春駒の「縁結び」をして立ち去る・・・、といった筋書きであったが、場面が「断片的」で、一貫した「眼目」が伝わらない。加えて、配役の(妙ならぬ)「難」(?)、仇役・帆立一家親分に老優・春日隆では「荷が重すぎた」。まして(娘の)小春かおりを三代目桜京之介と張り合うようでは、結果は見えている。大看板の寿美英二や桜京誉も「ちょい役」では、「根も葉もない花吹雪」然、往時とは比べものにならない(「惨状」に近い)舞台模様であった、と私は思う。もしかして、今日は「三が日」と「七草」の中間日、どこかに「つなぎ」「息抜き」の気分はなかったか。しかし、それは大いなる「油断」というものである。聞けば、「座長・桜春之丞誕生日公演」では、来場者全員にDVDをプレゼントするとのこと、だがしかし、観客(私)が求めている
のは「物品」ではない、今、目の前で展開される、役者の息吹、渾身の技によって展開する、かけがえのない「舞台絵巻」(人間模様)なのだ。大黒柱になった座長・桜春之丞曰く「役者にとっては舞台がすべて」。おっしゃるとおり、その心意気で精進を重ねていただきたい。さらに言えば、「後見の二枚看板」寿美英二・桜京誉、退くのはまだまだ、(若手座長の鑑として)よりいっそうの飛躍・活躍を期待したい。「これからは花も実もある花吹雪」チャンチャン。
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