META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「劇団京弥」・《芝居「喧嘩屋五郎兵衛」「花の渡り鳥」の出来栄えは最高》
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2023-06-10

劇団素描・「劇団京弥」・《芝居「喧嘩屋五郎兵衛」「花の渡り鳥」の出来栄えは最高》

【劇団京弥】(座長・白富士一馬)〈平成22年8月公演・柏健康センターみのりの湯〉
芝居の外題は昼の部「喧嘩屋五郎兵衛」、夜の部「花の渡り鳥」。この劇団の舞台は、平成20年4月郡山東洋健康センターで、同年9月高尾の湯ふろっぴぃで、平成21年4月浅草木馬館で見聞済みだったが、今回の「出来栄え」は最高、その「変化」(へんげ)ぶりには度肝を抜かれた。なるほど、劇団名を「白冨士」から「京弥」に改めた意味を心底から納得した次第である。芝居「喧嘩屋五郎兵衛」は大衆演劇の定番、「花の渡り鳥」も潮来の伊太郎をモデルにした「何の変哲もない」筋書だが、役者の「実力」が違ってきた。座長・白冨士一馬を筆頭に、副座長・白冨士健太、若座長・白冨士龍太、花形・白冨士洸、女優・白冨士蘭、白冨士つばさといった面々の「演技力」は着実に上昇し、今や斯界屈指の「実力派劇団」に成長したと確信する。どの役者をとっても、「立ち位置」「所作」「目線」「表情」だけで心情を表現できる実力が備わっている。加えて、口跡は明瞭、役者相互の「間」(呼吸)も絶妙といった按配で、まさに「お見事」、思わず拍手を送りたくなる場面の連続であった。「オレの話を聞いておくんなさい」、と言った後の「話」が、実に端的で「歯切れ良く」、客を厭きさせない、文字通り「要領を得ている」のである。各自の「所作」「表情」「口跡」を見聞しているだけで、その心情が「真っ直ぐに」伝わり、観客は何の衒いもなく「笑い」「泣く」ことができるのである。「笑わそう」「泣かそう」といった小細工は皆無、役者が誠実・真摯に演じようとするだけで、客は感動するのである。また、「喧嘩屋五郎兵衛」では、胡蝶つき子、白冨士一馬、白冨士龍太、「花の渡り鳥」では、白冨士健太、白冨士洸、白冨士蘭というように「主役」「準主役」が分担されているところも素晴らしい。「ダジャレ」「悪ふざけ」も皆無、誠心誠意、「真っ向勝負で」舞台に取り組む姿勢に深い感銘を受けた。最近では、どこの劇団でも座員の異動が激しく、舞台の景色は「停滞」「凋落」気味、居眠りしながらの観劇を繰り返してきたが、今回、久しぶりに「目の覚める」ような感動をおぼえた。「ここまで劇団が成長した要因は何だろうか、この劇団の芝居を全部見てみたい」という気持ちが沸き上がり、大きな元気をもらって帰路につくことができたのであった。
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