META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「鹿島順一劇団」・《芝居「長ドス仁義」、新人・幼紅葉の「成長」振り》
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2023-08-29

劇団素描・「鹿島順一劇団」・《芝居「長ドス仁義」、新人・幼紅葉の「成長」振り》

【鹿島順一劇団】(座長・三代目鹿島順一」〈平成23年4月公演・座三和スタジオ〉                             芝居の外題は「長ドス仁義」。赤穂の親分(三代目鹿島順一)が姐さん(春日舞子)、妹(幼紅葉)、三下(花道あきら)を連れだっての道中記である。親分より一足先に立ち寄った伊勢路の茶店で、三下が。吉良の親分(甲斐文太)に因縁をつけられ、一家の「守り刀」を取り上げられてしまう。「返してもらいたければ親分を連れてこい」と言われて、すごすごと(先行した)姐さんの宿にたどりつく。「腕づくでも取り換えそうとしたが、茶店の親爺(三代目鹿島順一・二役)に『ここは伊勢、神聖な土地を汚したら親分にもお咎めがくる』と諭され諦めた」とのこと、姐さん「いいよ、いいよ、親分がきっと取り返すから」と、その場は収まったのだが・・・。吉良の親分、なぜか気が変わって、一行の宿まで押しかけた。「気が変わった。あの三下の首を持ってこい。さすりゃあ、刀を返してやる」と言いながら姐さんの額を傷つける。次の間で、様子を窺っていた三下、激高して飛び出そうとしたが、姐さん、妹に止められて辛抱の極み、絶望の態で飲めない酒まであおる始末、挙げ句の果てに「姐さん、きょうこう限り、盃を水にしておくんなさい!」姐さん、あきれて「すきなようにおし!」と立ち去った。妹、必死にとりなして「何をバカなことを!お前自分で何をしているのかわかっているの!早く姉さんに謝りなさい」「ほっといてください!」と言いながら、逆上したか、脇差しを抜いて妹に斬りかかる。両者もみあううちに、三下、脇差しで自分の腹を突く。仰天する妹、そして姐さんも・・・。三下、苦しい息の中から「勘弁しておくんなさい。私が意気地がないばっかりに、あの刀を取られてしまいました。どうか私の首と引き替えに取り返して・・・」と言い残して息絶えた。母と恋人への旅土産(薬袋・かんざし)を託された妹と姐さんが泣き崩れているところに、赤穂の親分が駆けつける。「・・・一足遅かったか、必ず仇は討つ!」。大詰めは、三下の首を胸に抱いて、吉良の親分との立ち回り、奪い返した「守り刀」で仇討ち成就、吉良の親分が絶命して幕となった。私がこの演目を見聞するのは3回目、しかし、赤穂の親分、茶店の親爺、二役が甲斐文太から三代目鹿島順一へ、吉良の親分が蛇々丸から甲斐文太へ、三下の朋輩・春大吉が、赤穂親分の妹・幼紅葉へと、配役は大幅に様変わりし、別の芝居を見るようであった。主演三下役は今まで通り花道あきらであったが、これまで以上に「人の良さ」「やさしさ」「温かさ」の風情が増し、いっそうの「せつなさ」が浮き彫りされる結果となった。さすがは「鹿島順一劇団」、座員の減少をものともせずに、「全身全霊」(一同のチームワーク)で鮮やかな舞台を演出する。わずか十三歳の新人・紅葉が新設の登場人物(親分の妹役)に挑戦、春大吉の「穴」を埋めるどころか、それ以上の景色を「いとも自然に」描出していたことに私は驚嘆する。加えて、三代目鹿島順一、これまでの(蛇々丸の)子分役から一転して、茶店の親爺(老け役)赤穂親分の二役に挑戦、父・甲斐文太の背中(至芸)を追いかける。超えるまでには「相当」の時間がかかるとはいえ、その一歩が確実に踏み出されたことを寿ぎたい。
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