META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「劇団荒城」・《芝居「め組の○○」》
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2023-07-28

劇団素描・「劇団荒城」・《芝居「め組の○○」》

【劇団荒城】(座長・荒城真吾)〈平成20年4月公演・十条篠原演芸場〉                                         この劇団は、昨年、川崎大島劇場で見聞済み。当時、座長は入院治療中のため不在だったが、若手役者が団結して、重厚な芝居(「浮草物語」)に挑戦していた。舞踊では荒城蘭太郎、芝居では光城真が目立っていた。
「劇団紹介」によれば、「劇団荒城 九州演劇協会所属 昭和22(1947)年4月、初代・荒城月太郎が創立。主に九州で活躍していたが、現座長・荒城真吾が三代目となってから、特に関東方面での評価が高まり、平成16(2004)年8月、念願の大阪初公演を果たす。 座長 荒城真吾 昭和49(1974)年8月12日生まれ。福岡県出身。血液型O型。初舞台4歳。平成15(2003)年2月座長就任。新生『劇団荒城』のより一層の飛躍を目指し、土台作りに情熱を傾けている」とある。またキャッチフレーズは「古典も新作も。本格派の芝居が一番の売りです。座長・荒城真吾と、脇を固める一人一人の個性を生かした舞踊と芝居。役の人物がそこに生きているような血の通った芝居、それが荒城流です。座長・荒城真吾の華、劇団員すべてのエネルギーがぶつかり合い、火花を散らし、大きなうねりとなって、迫力の舞台を作り上げています」とある。
今回は、復帰した座長の作・演出による特選狂言「め組の○○」(○○は失念)を観ることが出来たが、まさにキャッチフレーズ通り、「本格派の芝居」を堪能できた。大衆演劇の「伝統」を踏まえながら、「人情劇」を超えた「ヒューマン・ドラマ」を目指しているように感じた。筋書きは単純・明快、病母の薬代を稼ごうとスリの仲間に入った若者・清治(荒城勘太郎)を、火消し・め組の頭・新門辰五郎(座長)が更生させるという話。清治の「病母譚」は「真っ赤な嘘」という筋書きが通常だが、今回は「真実」、また、自分を救ってくれた辰五郎に「感動」する清治の表情に、すがすがしさを感じた。「血の通った芝居」を目指す座長の真摯な姿勢が窺われる。新入りの清治を取り巻く「若い衆」との「かかわり」、辰五郎の娘(うば桜)の風情、小頭が跡目を継げなかった「くやしさ」と葛藤等々、多彩な場面の連続で、「脇を固める一人一人の個性を生かした芝居」「役の人物がそこに生きているような」「荒城流」の芝居を満喫することができた。
舞踊ショーで、荒城蘭太郎の「至芸」を期待したが、今は「子供」から「大人」への過渡期、果敢に「立ち役」の本格的舞踊に挑戦する段階なのであろう。今後の成果に期待したい。
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(2002/01/23)
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