META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「劇団竜之助」・《東京公演千秋楽・十条の夜》
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2023-09-09

劇団素描・「劇団竜之助」・《東京公演千秋楽・十条の夜》

【劇団竜之助】(座長・大川竜之助)〈平成20年11月公演・十条篠原演芸場〉
 今日は東京公演・夜の部の千秋楽とあって、客席は「大入り」、開幕前から「テンション」は客の方が高かった。座長・大川竜之助によれば、初めての「東京公演」に「命を賭けた」そうである。浅草木馬館での興行前、小屋主に尋ねた。「どれくらいのお客さんを入れればよいでしょうか?」「まあ、どの劇団も平均七千人というところでしょう」「わかりました。では私どもは一万人入れてみせましょう」それゆえ、どうしてもその目標を達成しなければならない。月に一万人ということは、一日、三百五十人という計算である。そのために、「命を賭けた」。結果は、一万数百人であったとか、見事、浅草では目標達成できたのだ。その千秋楽の日、竜之助はラストショーのアンコールに応えて、「乾杯」(長渕剛)を歌った。亡き父母、息子の遺影を胸に、涙をこらえて「熱唱」した姿は、長渕剛よりも感動的(魅力的)であった。
 それから一カ月、舞台を十条に変えて、東京公演は続けられたが、私は見聞していない。今日が初めてで最後の舞台ということになる。おそらく十条でも「命がけの舞台」は続き、多くの「元気」と「感動」を提供してくれたことだろう。座長みずからも認めているように、「この劇団はへたくそ」、座長以外は「すべて素人あがり」の集団である。芝居にせよ、舞踊にせよ、一人一人の「経験」「実力」を基準にすれば、他の劇団より見劣りすることはやむを得ない。そこで、「座長は考えた」、と私は思う。よし、〈「竜之助劇団」のすべてを芝居の演目にしてしまおう〉、劇団が「芝居を演じる」のではなく、劇団イコール芝居、竜之助を筆頭に、ショーケン、シオン、ショウフウ、ユウジ、リョウマ・・・、といった面々が「大衆演劇(興行)」という「大芝居」を演じるということ、舞台の上で演じられる外題は「劇中劇」に過ぎない、というようにしてしまおう。そのことがまさに〈「他と違う」舞台作りにこだわる〉(「劇団紹介」キャッチフレーズ)ことではないだろうか。 いずれにせよ、「劇団竜之助」の使命は、「お客様に元気をプレゼントする」こと、そのためにまず、自分たちが「元気の見本を見せること」という「こだわり」は徹底している。上手・下手よりも、まず「意欲」「活気」「血気」で勝負、その一途な気持ちは、必ずお客様に伝わるに違いない、という座長の判断は共感できる。
 さて、「実力」という基準でみれば、シオン、マリア、舞踊のショウフウが「一歩」抜け出ているが、「劇中劇」での人情芝居はまだ「荷が重い」。当分の間は、ラストショー寸劇「極道の妻たち」でみせた「軽妙」「洒脱」な「ドタバタ喜劇」を「目玉」にしてみてはどうだろうか。 
 一年後、「劇団竜之助」がどのように「変化(へんげ)」した姿を見せてくれるか、楽しみに待つとしよう。
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