META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「都若丸劇団」・《芝居「下町人情」で、若丸風の喜劇満喫!》
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2023-10-22

劇団素描・「都若丸劇団」・《芝居「下町人情」で、若丸風の喜劇満喫!》

【都若丸劇団】(座長・都若丸)〈平成22年5月公演・広島清水劇場〉                                                                    清水劇場はJR広島駅から徒歩10分、路面電車の「的場町」からすぐのところ、ビルの3階にある。2階には「うどん」「おでん」などを提供する魅力的な待機場所があったようだが、開演時間が迫っていたので、やむなくパス・・・。劇場内は舞台も広く「立派」、当初、右側座席の後方(そのあたりに空席が目立っていたので)に座ったが、開演直前に一人の男性客がやってきた。野球帽を被った老人だが「態度がでかい」。あちこち見回しながら、誰彼と無く「あいさつ」している。加えて、落ち着きがない。絶えず体を動かし、視線が定まらない。「目障りで鬱陶しい」感じがしたので、ミニショー半ばで、席を左側後方に移動したが、前の客の頭が邪魔して舞台が見えない。その風情は、先ほど閉館した「歌舞伎座」そっくりといった按配で、まいったまいった。とはいえ、のっけから都ゆかりの歌唱を満喫できたのだから「不足はない」。芝居の外題は、時代人情喜劇「下町人情」。前回(先月・神戸新開地劇場)の見聞は「地獄の花嫁」(おどろおどろしい悲劇)だったので、心中で「やったあ!」と快哉を叫んだ次第である。筋書は「文七元結」そのままで、大工熊五郎・都剛、その妹・都京香(?)、熊五郎の女房・都若丸、つたや女将・城月ひかる、文七・都星矢、伊勢屋女主人・都ゆかり、という配役であった。どうやら、キャプテン・都城太郎は不在らしい。本来なら伊勢屋主人役を務めるところだが、代役が都ゆかりなら「十二分」、舞台の出来栄えに遜色はなかった。それにしても都若丸の女房は、まさに「当たり役」、喜劇役者としても斯界の第一人者ではないだろうか。「寛美風」「淡海風」「エノケン風」「アチャコ風」「吉本風」「志村けん風」等々のパターンを超えて、独自の「若丸風」を創出しているところが、貴重で頼もしい。相手役も「分をわきまえた」都剛、舞台に出ているだけで「絵になる」都ゆかり、ということで、そのコントラストが景色を際だたせていた。掛け取りの大金を無くし、身を投げようとした手代に、ポンと30両をくれてやったまではよかったが、相手の名も聞かず、こちらの名も告げずに帰ってきたことを知った女房が、それとなく手ぬぐいで鉢巻きをする風情は秀逸、以後、熊五郎を追いかけ回して、舞台下(桟敷席)に突き落とす。そこにいた観客の男児に「やり過ぎだよ!」とたしなめられる名場面は、この劇団、この劇場でなければ見聞できなかただろう。事実、「やりすぎ」であったことは否めないのだから・・・。
 それにしても、キャプテン・都城太郎はいずこへ?今宵は、土曜日の夜、ついふらふらと遊びすぎて・・・、ということならかまわない。万が一、病気・ケガなど被ってはいないだろうかと案じつつ帰路についた次第である。
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