META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「劇団KAZUMA]・《芝居「ヤクザ雄呂血」》
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2023-09-25

劇団素描・「劇団KAZUMA]・《芝居「ヤクザ雄呂血」》

【劇団KAZUMA】(座長・藤美一馬)〈平成20年9月公演・浅草木馬館〉
 この劇団は6月、横浜三吉演芸場で見聞済み、2回目の観劇である。芝居の外題は「ヤクザ雄呂血」。新作、しかも今回初めて舞台にかける「野心作」のようだったが、何とも「長丁場」の芝居であった。座長自身、口上で「長いお芝居で、しかもクライお芝居で、どうなることかと思いました。わかりにくい場面があったと思います。もっと勉強したいと思います」と話していたが、たしかに、わかったようなわからないような、もう芝居は終わっているような、いないような、という感じで、「いささか疲れた」というのが、偽らざる感想である。市川雷蔵主演の映画を題材にしているとか、といっても、筋書は定番、親分から一家の跡目と娘を託された代貸し(座長)が、弟分に騙されて、その地位も娘も失って絶望する。「義理」や「人情」というけれど、所詮、人間は色と欲の「餓鬼道」を歩く他はないというニヒリズムを漂わせる。映画の雷蔵は200人斬りまくったそうで、舞台の座長も斬った、斬った、葦やススキの陰から三人ずつ、次々と登場するヤクザものを50人ぐらいは倒したに違いない。最後は「殺陣」も忘れ気味とのこと、まさに「野心的」「迫真の」演技ではあった。ただ、義理や掟、色や欲に縛られて生きることの「むなしさ」、ただ一つ「純粋な愛」だけが救いではないか、というようなテーマが貫かれていたのかどうか、私にははっきりしなかった。従来の定番に、何かを「加味したい」(そのために長丁場になった)という誠実さ・意欲は評価したい。
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市川雷蔵、八千草薫 他

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