META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「劇団京弥」・《「身代わり街道」、白富士龍太、洸に「成長の証」》
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2023-10-09

劇団素描・「劇団京弥」・《「身代わり街道」、白富士龍太、洸に「成長の証」》

【劇団 京弥】(座長・白富士一馬)〈平成21年4月公演・浅草木馬館〉
 この劇団、これまで「劇団白富士」と称していたが、初代座長・白富士龍子から、その甥・白富士一馬が座長を引き継いでから5年、それを機会に座長の実父・小月京弥の名を襲って「劇団京弥」と看板を改めた由。世代代わりをアピールすることが目的かどうか、内輪の細かい事情は不明だが、たしかに、舞台の景色・風情は少しずつ「変化」(へんげ)しているように感じられた。芝居の外題は「身代わり街道」、小田原までの街道(東海道)筋に巣くう悪党4人組(浪人・白富士一馬、毒婦・白富士健太、ペテン師・白富士龍太、毒婦の弟分・白富士洸)の物語。幼い頃「神隠し」にあって行方不明になっていた、庄屋の娘(白富士千春)を見つけ出したペテン師、娘を実家に届け、礼金をたんまり貰うばかりか、婿になって三万両の財産をものにしようと企むが、娘の死で失敗、事情を知った毒婦、まんまと娘になりすまして、弟分と庄屋に潜入。何も知らない奥様(胡蝶つき子)や家人たち(白富士蘭、白藤つばさ)を騙してひそかに千両箱を狙っている。だがしかし、何の疑いもかけずに歓迎してくれる奥様と暮らすうち、毒婦の邪心は消滅、弟分と一緒に「親孝行のまねごと」をしようということに・・・・。そこへやってきたのが、浪人とペテン師、「真実をばらされたくなかったら千両箱をもってこい」と恐喝する、お決まりの筋書きだが、悪役・白富士龍太、弟分・白富士洸の「演技」が冴えてきた。善から悪、悪から善へと「微妙に揺れ動く」心の変化を、精一杯、懸命に描出しようとしていた努力に拍手を贈りたい。  
 なるほど、舞台の景色は「白富士」という清廉潔白なイメージからやや「変化」、「ぬくもり」「温かさ」といった「色合い」(泥臭さ)も感じられるようにはなってきた。
 舞踊ショーで見せた、胡蝶つき子の「舞姿」は「天下一品」、金田たつえの音曲(曲名は不詳、ところどころ「こぼれ酒」「港宿」などという歌詞が聞き取れたが・・・)そのものを、寸分の狂いもなく「所作化」(身体表現)できる実力は半端ではない。この舞踊一曲、見聞できただけで、「入場料(元)は取り返した」という思いがいっぱい、感激して帰路についた次第である。
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