META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 検証・ガラクタ番組「 「超絶 凄(すご)ワザ! 夢かなえますSP よみがえれ思い出の写真編」(NHK)」のオソマツ!
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2023-02-16

検証・ガラクタ番組「 「超絶 凄(すご)ワザ! 夢かなえますSP よみがえれ思い出の写真編」(NHK)」のオソマツ!

 「超絶 凄(すご)ワザ! 夢かなえますSP よみがえれ思い出の写真編」(NHK)という番組を観た。NHKのホームページではその内容を以下のように紹介している。
 〈今回は、視聴者からの「色あせた思い出のカラー写真をよみがえらせてほしい!」という依頼に挑む。37年前に撮影し、日焼けで色が落ち、表情が全く見えなくなった亡き夫との2ショット写真。専門家が復元不可能という超難題に、ハイテク復元の技術者と超絶技巧の画家が、それぞれの手法で挑戦!写真に秘められた夫婦の絆と家族の物語。果たして写真は復元できるのか?予想外の結末に、スタジオは感動の嵐に!〉
 私もハイテク復元の技術者と超絶技巧の画家の「仕事」は素晴らしいと思う。その結果にクレームをつける気持ちは全くないが、番組スタッフの「仕掛け」(演出)はいただけなかった。依頼人は双子の姉妹、父は急逝し、以来、母はその写真を《ベッドの脇に置いて亡夫に毎日語りかけてきた》と言う。だが、私には信じられない。もし毎日、母がその写真をそばに置いて「眺めてきた」とすれば、《日焼けで色が落ち、表情が全く見えなく》なるまで気がつかないはずはないからである。ある日突然(一日にして)色が落ちてしまうカラー写真があるだろうか。母の話を聞いて視聴者の大半はそう思ったに違いない。以下は私の邪推だが、そのような演出にした方が、写真の価値(かけがえのなさ)が際立つと、番組スタッフは考えたかもしれない。それが余計な「仕掛け」なのである。
 加えて、超絶技巧の画家が、現在の母や長男の顔をスケッチして、表情が全く見えなくなってしまった写真の復元をするという演出(手間かけ)も不自然だ。父と長男の顔が似ていたとしても、往時の父や母の(別の)写真を手がかりに復元する方が手っ取り早く、かつ正確だということは誰にでもわかる。番組スタッフは何故そうしなかったか。再び私の邪推によれば、それでは「ドラマ」(仕立て)にならなかったからであろう。
 この番組で視聴者が求めているものは「技の凄さ」(技術)であって、「ドラマ」ではない。ハイテク復元の技術者はNHKからの申し出を「三回断った」が、それでも無理強いされた由。出来映えよりも「圧力」の方が印象に残る場面であった。
 《やらせ》とは言わぬまでも、「感動の嵐に!」などという「うけねらい」の結果、「高圧的な不自然さ・瑕疵」ばかりが目立つ作品に終わってしまった、視聴者の受信料で制作する番組としては「オソマツ!」と言うほかはない。
(2017.1.7)



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