META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇場界隈・「新潟県・安田温泉やすらぎ」・公演は「劇団三ツ矢」
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2022-10-28

劇場界隈・「新潟県・安田温泉やすらぎ」・公演は「劇団三ツ矢」

 7時48分東京発上越新幹線「Maxとき305号」に乗車、新潟の「安田温泉やすらぎ」に赴いた。終点の新潟駅で下車、駅前から10時30分発の送迎バスに揺られて45分後、玄関前に到着する。そこは「源泉露天風呂にサウナ、北投石岩盤浴が楽しめる大型保養センター・ホテル」と宣伝されている。1泊4500円の素泊まりで、「ナトリウム塩化物強塩泉(中性高張性低温泉)が十二分に楽しめる。さらに1000円追加すれば「大衆演劇」の芝居見物、800円追加すれば、秋田玉川の北投石・焼山石、北海道上ノ国のブラックシリカ、新潟村杉の薬師石などなどの「岩盤浴」が楽しめるという趣向で、まさに至れり尽くせりの保養施設であった。とりわけ素晴らしいのは、従業員の「接客態度」、文字通り「おもてなし」のお手本を、いとも自然に描出し、温泉以上の温もりが感じられる。それというのも、老社長自らが先頭に立って陣頭指揮に当たっているからであろう。また、売店に並べられた新鮮な野菜、手作りの一品料理の数々も圧巻である。トマト、キュウリ、トウモロコシなどをその場で食べる客のために、包丁まで提供してくれる。土地名産の厚揚げ焼き、冷や奴、コロッケ、イカのリング揚げ等々は、出来上がり直後の美味を堪能できる、といった按配で、その心づくしに心底から感動した次第である。言葉だけでなく、本当の「やすらぎ」を体験できる、全国屈指の施設であると私は思った。
 大衆演劇の公演は「劇団三ツ矢」(座長・三ツ矢洋次郎)。芝居の外題は「戻り橋」。昔、戻り橋の袂に赤児を捨てた、甘酒売りの老婆(竜千佳?)の物語である。老婆には現在、十手持ちの養子(龍之助)が居り、なにかと心遣いをしてくれる。老婆がここで甘酒売りをしているのは捨てた実子に出会うため、案の定、愛しい息子(座長・三ツ矢洋次郎)がやってきた。しかし、息子は、名にし負う盗賊に成り果て、今は親子名乗りもできずに、十手持ちの養子のお縄にかかる、といった筋書き。親孝行の養子が、親不孝の実子を捕縛する、その様子を見なければならない老婆の「やるせなさ」がこの芝居の眼目であろう。今日の舞台では、残念ながら「セリフ回し」に頼りすぎ、役者の「棒立ち」場面が続いたので、御贔屓筋も「居眠り」状態で大詰めを待つ他はなかった。明日の外題は「源太時雨」などという貼り出しもあったが、露天ぶろ、岩盤浴の魅力が勝り、さほどの興趣は湧かなかった。(2015.6.27)



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