META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「劇団逢春座」・《芝居「小豆島」の舞台模様》
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2023-05-11

劇団素描・「劇団逢春座」・《芝居「小豆島」の舞台模様》

【劇団逢春座】(座長・浅井正二郎)〈平成27年6月公演・小岩湯宴ランド〉
 この劇団の座長は、今年3月まで浅井正二郎の長男・浅井春道が務めていたが、今は「休暇中」とのこと、やむなく父・浅井正二郎が再登板となったか。座員は若手リーダー・浅井優、座長の次男・浅井雷三、若手・浅井龍也、ベテラン・神楽良、女優・浅井ゆき、まりこ、あやこ、といった面々に「劇団扇也」座長・三河家扇弥が加わっている。芝居の外題は「小豆島」、網元(座長・浅井正二郎)の息子・太三郎(浅井雷三)と貧乏な網子・定吉(浅井優)の妹・直江(扇あや?)が登場する現代劇である。太三郎は東京の大学を首席で卒業、医師の資格をとって小豆島に戻り、病院を開業する予定である。太三郎の帰りを誰よりも待っているのは、親同士が取り交わした許嫁・直江だったが、兄の定吉は気が重い。直江は育ちそびれの態で、島一番の不細工、貧乏、無分別な娘、漁師仲間からは相手にされていない。顔を合わせれば「猩々娘」などと蔑まれている。そんな妹を太三郎はまともに相手にしてくれるだろうか。都会の女性を知って、心変わりをしていないだろうか。その心配を網元に訴えたが、網元、泰然として曰く「バカを言え、お前の親父とワシは義兄弟、その約束を息子の太三郎が破るわけがない。もし、破ったら親子の縁を切ってやる」。それでも定吉の気は晴れず、「網元さん、一つ芝居をしてくれませんか」「芝居?、今してるがな」「いえ、息子さんの前で嘘をついて下さい」「そんなことはできない、だったら入場料を倍にしてくれ」といったやりとりが、魅力的であった。大詰めは、太三郎が帰宅、そこへ定吉と、亡母の衣装で着飾った直江がやって来た。定吉と網元、打ち合わせ通り「一芝居」打ったが、太三郎、少しも動ぜず、めでたく直江との縁談成立、島も大漁で一同歓喜のうちに大団円となった。見どころは、①網元の貫禄、②定吉の実直さ、③直江の育ちそびれの風情、④太三郎の見識と誠実さ、といったあたりか。「鹿島順一劇団」の「春木の女」「心模様」を連想してしまったが、出来映えは「今一歩」その舞台に及ばない。座長の他は、皆、若手連中で懸命に務める姿には好感がもてたとはいえ、まだ「荷が重かった」。今日の舞台、ベテラン・神楽良、三河家扇弥は、その他大勢の「網子」役に回っていたが、網元・三河家扇弥、定吉・浅井正二郎、太三郎・神楽良、直江・浅井雷三といった配役であったなら・・・、などと余計なことを考えてしまった。
 この劇団、小岩湯宴ランドは「初公演」、地元常連筋の意向が読めず「小岩はむずかしい」という座長の本音が窺われたが、大丈夫!、彼らは「目新しい劇団」の到来を待ち焦がれているのだから、一日一日を精一杯、全力で取り組めば「高評価」で終わることは間違いない。自信をもって前進していただきたい。



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