META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「劇団逢春座」・《浅井雷三「誕生日公演」の名舞台》
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2023-04-04

劇団素描・「劇団逢春座」・《浅井雷三「誕生日公演」の名舞台》

《追悼》浅井雷三座長の夭折を知りました。心よりお悔やみ申し上げます。(2019年3月25日)

【劇団逢春座】(座長・浅井春道)〈平成26年7月公演・みのりの湯柏健康センター〉
 前回の見聞(芝居「鼠小僧と白鷺銀次」)で、私は〈達磨の子分、縛られながらも「かっこいい!親分は袖の下で大もうけ、小さい蔵には小判がざっくざく」などと言って蔵破りの手助けをするばかりか、帰りぎわには銀次と「義兄弟」のちぎりまで結んでしまう。義賊を慕う天真爛漫な風情を、芸名不詳のこの役者はものの見事に描出していた、と私は思う。それにしても、この役者、口跡、表情、所作、相手役(浅井優)との「間」のとり方、観客との呼吸の合わせ方などなど「三枚目」の条件をすべてクリア、申し分のない舞台姿であった。いったい誰なのか、その「謎」は深まるばかりである〉と綴ったが、今日の舞台でその「謎」が解けた。芝居の外題は「血まみれ草子」。本日は責任者・浅井正二郎の次男(座長・浅井春道の弟)、浅井雷三の「誕生日公演」とあって、客席は「大入り」の活況を呈していた。芝居の筋書きは単純、一家の二代目を継いだ若親分(浅井雷三)が、仇一家親分(三河家扇也)、用心棒(責任者・浅井正二郎)たちに「縄張り」を強奪されそうになったが、馴染みの芸者(浅井陽子)や(若親分の)後見(座長・浅井春道)の「助力」によって、見事、仇一家を成敗するというお話だが・・・。見どころは、若親分に扮した浅井雷三の風情と実力。血気盛んな18歳、さぞかし「威勢のいい、ぴちぴちとした」舞台姿を見せてくれるだろうと思いきや、その風情は「なよなよ」として、文字通りの「つっころばし」、ドスの刃を見ただけで卒倒する「頼りなさ」、姿形は「若い衆」だが、口跡といい所作といい、まさに「男装女子」といった景色で、客席は抱腹絶倒、笑いの渦が湧き上がる。口跡、表情、所作だけで、これだけの「笑いを取れる」役者は、18歳ではお目にかかったことがない。「笑わせよう」という魂胆は皆無、彼が懸命に演じようとすればするほど「可笑しさが滲み出てくる」といった按配で、もって生まれた喜劇役者の「天性」という他はない。さればこそ、前回の舞台で「謎」だった「達磨の子分」の正体は、浅井雷三を措いて他にないことを確信したのであった。さらに言えば、その天性を際立たせる相手役の存在も見落とせない。前回は若手リーダー・浅井優、今日の舞台では雷三の姉・浅井陽子の「つっこみ」が絶妙、その「絡み具合」を堪能するだけで、客(私)は満足するのである。舞台は大詰め、仇一家との修羅場へ向かうように説得する芸者に「いやだよ、私にはそんなことはできない」「いいから、このドスをもって!」と無理強いされて襷まで掛けられれば「何、これ?」「襷ですよ、袖が邪魔になるでしょ」「そんなものいらない」「何を言っているの、さあ駆けだして!」と尻をまくられる。「まあ、何するの、いやらしい」といって内股になる若親分の姿は、ことのほか魅力的であった。斯界では、武張った所作で「山をあげる」見せ場が常道だが、このような滑稽・珍妙な場面を(18歳で)見どころにできる役者は、数少ない。「誕生日公演」に相応しい名舞台を堪能できたことは望外の幸せであった。加えて歌と踊りのグランドショー、座長・浅井春道、浅井陽子、浅井ゆき(?)による(抱腹絶倒の)組舞踊「おしろい天使」(唄・長保有紀)は渾身の一作、今日もまた大きな元気を頂いて帰路に就くことができたのであった。感謝。 
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