META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「劇団朱光」・《芝居「かげろう笠」・雌伏三年、大きく開け「大輪の花」》
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2024-01-25

劇団素描・「劇団朱光」・《芝居「かげろう笠」・雌伏三年、大きく開け「大輪の花」》

【劇団朱光】(座長・水葉朱光)〈平成23年12月公演・小岩湯宴ランド〉                                                      私はこの劇団の舞台を、今から3年半余り前(平成20年5月)、東京・立川大衆劇場至誠座最終公演)で見聞している。以後も、数回、柏健康センターみのりの湯あたりで見聞したおぼえはあるが、特記すべき内容はなかった。だがしかし、今回は違う。文字通り「雌伏三年」、これまでの精進が一気に「花開いた」感じがする。座長・水葉朱光は26歳(?)の女優、「水葉」の水は、若水照代の「水」、葉は、若葉しげるの「葉」ということで、芸風は、あくまで関東風、その「いいところ」(軽妙・洒脱・粋の良さ)が、舞台のあちこちに散りばめられていたのであった。芝居の外題は「かげろう笠」。箱根の山中で盗賊に襲われていた盲目の侍(花形。水廣勇太・好演)を救った、女賭博師・かげろうのお勝(座長・水葉朱光)、「これからも気をつけなすって」と立ち去ろうとするのを、「待て!女」と侍が呼びとめる。「女?私にだってれっきとした名前があるんです」「名前はなんと?」「かげろうのお勝ですよ」「カツか」「いえ、トンカツではありません、おカツです!」「それで、これからどちらへ参られる?」「江戸ですよ」「江戸か。ワシも江戸へ参るつもりじゃ、連れて行け」、その横柄さと、あきれかえるお勝つの風情が、何とも(漫才のように)軽妙で、たいそう面白かった。侍、大金の入った豪華な財布をお勝に与え、再度依頼したが、「もし、お侍さん、私がこれを持ってトンズラしたらどうします?」「トン・ズラ?・・・とは何か」「ズラカルことですよ」「ズラ・カルとは何か」「逃げることですよ」「ああ、逐電のことか」「チクデン?駅伝ならわかりますけど」といったやりとりでダメを押し、二人は江戸へ向かうことになった。行き先は、お勝の弟・髪結新三(舞阪錦)の家。お勝と新三は、当分の間、侍の面倒を見ることに・・・。やって来たのが、お勝のイカサマで大損をした博打打ち・猫目の六蔵(潮美英次)、眼科医玄庵の弟子・弥八(水谷研太郎)といった面々で、盲目の侍を中心に、お勝、新三らとの「絡み合い」も、呼吸は絶妙、久しぶりに「関東風旅芝居」の醍醐味を満喫した次第である。筋書きは、侍とお勝つは「惹かれ合い」、相思相愛の縁談が成立、新三とお勝の協力で侍の目が治る、そこに現れたのが侍を探していた当家の家老・近藤某(後見・梅沢洋二朗)、実を言えば、盲目の侍は尾張大納言・万太郎某という「お殿様」であったのだ、かくて「お殿様」と「賭博師」の縁談はあえなく破談、お勝、泣く泣く「万ちゃん」を見送る愁嘆場へと進んだが、大詰め、帰路に就きながら、お殿様曰く「オイ、近藤。もし途中で、ワシがトン・ズラするかも知れんぞ!」。その景色は、あくまでカラッと爽やかで、痛快感あふれる舞台模様であった。座長・水葉朱光の容貌はやや太め、斯界の大御所・若水照代とは風情を異にするが、総帥・若葉しげるの雰囲気は着実に継承している。「見た目」の特徴を活かして、「三枚目」の芸風に徹すれば、より充実した「大輪の花」を咲かせることが出るだろう。従う座員も、二十代の「イケメン」揃い、劇団は今や「旬」、大きく羽ばたけるチャンスが到来したことは間違いない。今後ますますの発展を期待する。
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(2003/02/21)
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