META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「鹿島順一劇団」・《蛇々丸はいずこへ・・・》
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2022-12-15

劇団素描・「鹿島順一劇団」・《蛇々丸はいずこへ・・・》

【鹿島順一劇団】(座長・鹿島順一)〈平成21年3月公演・川崎大島劇場〉                                  第一部ミニショーの幕が開いたが、皮切りは花道あきら、春大吉、三代目虎順の組舞踊、次は座長、次は梅之枝健・・・、いつまで待っても蛇々丸が登場しない。私は「いやな予感」がした。蛇々丸が脱けた?いや、いや、そんなはずはない。彼は、座長の右腕、若手のリーダー、虎順の後見として「なくてはならない存在」であるはずだ。だが、待てよ。そういえば、ここは川崎。昨年、金太郎が脱けたのも当地ではなかったか?そんなことに気をとられて、心底から舞台を楽しめない。役者の姿・表情に「異変」はない。いつも以上の出来映えなのに、一抹の「寂しさ」「不安」を感じてしまうのは私ばかりであろうか。
 芝居の外題は「花の喧嘩状」、なるほど蛇々丸がいなくても足りる演目であり、座長の敵役、虎順の直向きな風情がいっそう冴え渡るのに、「蛇々丸が脱けた。・・・なぜ?」という思いが間断なくわき起こり、「とてもじゃないけど」舞台に集中できなかった、というのが偽らざる感想である。今日はよい、今はよい。でも「アヒルの子は?」「三人芝居は?」「春木の女は?」「会津の小鉄は?」蛇々丸「抜き」の舞台など考えられないではないか。
 第三部歌謡舞踊ショー、座長を筆頭に「全身全霊」を込めた舞台に不足はない。とりわけ、座長の舞踊「花と竜」、歌唱「蟹工船」「恋あざみ」を見聞できたことは望外の幸せであった。でも、でも・・・なのである。蛇々丸が登場しなければ、他の座員が輝かない。蛇々丸の存在が、他の役者の「芸」を引き立てている、蛇々丸の「穴」は蛇々丸しか埋めることはできない、ということを思い知らされた。そのことは他の誰に対してもいえることであり、要するに、この劇団の座員一人一人は「全員が、お互いを必要としている」「お互いがお互いの芸を響き合わせてている」、まさに「交響劇」の担い手に他ならないのである。
 蛇々丸はいずこへ・・・?、絶望的な(泣き出したい)気分で帰宅。だがしかし、である。彼のホームページを閲覧して狂喜・安堵した。なんと今日から兄弟(近江新之助)の劇団の応援に「松山劇場」に「車で」出張だったとか・・・。よかった、よかった。大衆演劇界の至宝「鹿島順一劇団」は、(当分?)健在であることは確かなようである。

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