META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「劇団夢舞倶羅」・《芝居「仇討ち二十年」と観客たち》
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2024-01-05

劇団素描・「劇団夢舞倶羅」・《芝居「仇討ち二十年」と観客たち》

【劇団夢舞倶羅】(大座長・高峰調士)〈平成21年11月公演・千代田ラドン温泉センター〉

午後0時30分から、千代田ラドン温泉センターで大衆演劇観劇。「劇団夢舞倶羅(げきだんゆめまくら)」(座長・高峰調士)。今日の観客は、団体客二グループで占められていた。その一は「老人会」、その二は「グループホーム」(老人介護入所施設)とのこと、双方を比べると、なるほど同じ高齢者でも「ずいぶん違うな」という感想を持った。その一は、斯界客筋の「常連」、例によって、てんでにビール、日本酒等を傾けながら、時には「かけ声」、時には「歓談」を展開、場の雰囲気を「盛り上げたり」「水差したり」といった見慣れた景色で、特記事項はないのだが、その二の方は「一変」、たいそう興味深かった。
高齢者男女の間間に、若い男女が「ジャージ・エプロン姿」で配置され、つねに彼らを「看視」「看護」している。舞台前方には、比較的元気で「独り座り」「独歩」が可能な高齢者、後方には「独歩不能」「座位」にも支えが必要、ともすれば「居眠りがち」といった方々が「集められ」といった様子で、(「直感的」に想起したのだが)私自身が一時期関わった昔の職場、肢体不自由・知的障害養護学校の景色と「瓜二つ」であった。前方で一人の男性が何度も立ち上がる、そのたびに中年女性が赴き「座らせる」、座椅子から「移動」しようとしてずり落ちた女性を、元の位置に戻しながら、「叱責」する。おそらく、中年女性は施設職員の要職にあるのだろう。それにしても、人間、「できないという憂き目」にあうと、どんな仕打ちをされるかわからない、という状況を前にして思わず背筋が寒くなった次第である。
 さて、芝居の外題は「仇討ち二十年」。ある一家の若い衆・千太郎(若座長・松平龍昇)は7歳の時、親分(松平涼)の娘(南條麻耶)を助けようとして「頭を打ち」、今は「バカ千」と綽名されるような障害者になってしまった。というのは「真っ赤な嘘」、実は千太郎、父親の敵(浮世しのぶ)を討つために「芝居をしていた」という筋書で、大衆演劇の定番、出来栄えは「水準並」というところであった。この劇団、従来は「劇団研究座魁」という看板で、座長・高峰長士とは、元・「南條時宏」であった。南條時宏といえば「若き役者を育てる名伯楽」(「演劇グラフ」vol74・2007.8)と呼ばれた実力者、今回、芸名、劇団名を改めた動機は何だろうか。今回の舞台、舞踊ショー最後で黒紋付き袴姿で北島三郎・「年輪?」を踊ったが、往年の風情は健在、芝居での勇姿も拝みたかった。加えて、女優・南條なほみの舞踊に「成長の跡」が感じられ、また新メンバー(?)妓弾紅音の「そこはかとない色香」も劇団の財産として大切にしてもらいたい、と思いつつ岩盤浴場に向かった。
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