META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「劇団竜之助」・《芝居「佐渡情話」・座長の風情はメチャ「龍昇風」》
2ntブログ
QLOOKアクセス解析
2023-12-04

劇団素描・「劇団竜之助」・《芝居「佐渡情話」・座長の風情はメチャ「龍昇風」》

【劇団竜之助】(座長・大川竜之助)〈平成21年10月公演・つくば湯ーワ-ルド〉            
  案内では「劇団竜」(座長・大川龍昇)とあったので、そのつもりで来場したのだが、入り口に「大川龍昇座長、体調不良のため休演。(その代わりとしてか?)三代目・大川竜之助座長が出演いたします」という旨の貼り紙があり「万事休す」。まあ、そんなこともあるさ、何と言っても大川龍昇は「名人」なのだから、そう易々と見聞できるはずがないと「妙に納得」、気持ちを切り替えて舞台に臨んだ次第である。芝居の外題は、御存知「佐渡情話」。配役は、島の娘おみつ(今は人妻)に大川まりあ、その夫・甚太郎(ただし現在行方不明中)に大川史音、おみつに亡妻の面影を見出し、恋い焦がれる吾作に大川竜馬、甚太郎の父(老爺)に大川竜之助、その妹(甚太郎の叔母)に大川翔健といった面々。筋書きは、亭主の留守中(三年間)に、女房と柏崎の商人(?)が「出来てしまう」、それを知った亭主が女房を離縁、自分から身を引くという悲話(情話)に違いないのだが、舞台の景色は、どこか「不自然」、(龍昇の「穴」を埋めようと思ったか否かはともかく)竜之助の姿(所作、口跡、表情)は、思いっきり(めっちゃ)龍昇風で、「くさい、くさい」「しつっこい、しつっこい」。加えて、この老爺、嫁と「ねんごろになりたいと、ちゃうんか」と勘ぐられかねない「絡み合い」だったが、案の定、終幕間際、「未練たっぷり」の風情でおみつを追いかける。一瞬にして「悲劇」が「喜劇」に転換する「遊び」も添えられて、つまるところ三代目・竜之助の独壇(断)場で幕となった。 
 舞踊・歌謡ショー、大川竜之助の「それは恋」は、絶品、森進一を遙かに超える出来映えであった。「大入り御礼・口上」で、竜之助座長の話。「劇団の中には、お客さんに合わせて〈ふざける〉役者がおります。少しぐらい顔貌がきれいだからと言って、おだてないでください。甘やかせると、その役者の芸は伸びません。芝居は〈うまい・へた〉ではありません。どれだけお客さんを感動させるか・・・、一生懸命に、どれだけ心を伝えるか・・・。そのために役者の修業があるのです。〈ふざけた〉お客さん、〈ふざけた〉役者(劇団)が大衆演劇をダメにしているのです」その通り、私には何の「いもく」もない。ではいったい、〈ふざけた客〉とはどんな客だろうか。私の独断と偏見・曲解によれば、《舞台はそっちのけ、やたらと役者に近づきたがり、「送り出し」での「やりとり」だけ、もしくは、役者との「会食」だけを楽しみに通う客、そのために、舞台の舞踊を「平気で中断」させ、これ見よがしに「花」(御祝儀・万札)を付けまくって「悦に入る」連中のことである。。そういえば私のブログにこんなコメントを寄せてきた贔屓筋もあったっけ。〈(前略)私は、ちなみに○○劇団は、もう観劇に行きたくないです。人が少ないと適当だし、送り出しも最悪でした〉(「失礼ですが」・通行人)。
役者にとって「勝負は舞台」。「送り出し」で「人気を取る」なんぞは愚の骨頂、大歌舞伎界の名優・坂東玉三郎が、日々の終演後ただ一人自宅へ直行、黙々と「体作り」(老化防止)に励んでいる姿を、各々方は何と見るか。
坂東玉三郎舞踊集1 京鹿子娘道成寺 [DVD]坂東玉三郎舞踊集1 京鹿子娘道成寺 [DVD]
(2003/01/25)
坂東玉三郎

商品詳細を見る




にほんブログ村 演劇ブログ 大衆演劇へ
にほんブログ村 
blogram投票ボタン

観劇 ブログランキングへ

ブログランキングNo.1
ブログランキングNO1



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

スポンサードリンク


プロフィール

e184125

Author:e184125
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
ブログランキングNO1
ブログランキングNO1