META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 2024年02月16日
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2024-02-16

劇団素描・「本家真芸座」・《芝居「十六夜鴉」・座長の風情》

【本家真芸座】(座長・片岡梅之助)〈平成21年1月公演・小岩湯宴ランド〉
 午後1時から、小岩湯宴ランドで大衆演劇観劇。「本家真芸座」(座長・片岡梅之助)。昨日に引き続き来場。芝居の外題は昼の部「十六夜鴉」、夜の部「下田情話」。「十六夜鴉」の主役は昨日は哀川昇(弟)だったが、今日は片岡梅之助(兄)ということで、舞台の景色・風情がどのように変化するかを観たいと思った。筋書きは「新版・瞼の母」(兄弟で母を慕う物語)、哀川昇は弟の骨箱を胸に抱いて登場したが、片岡梅之助は空身、おそらく懐に位牌を抱いているのだろう。なるほど、その股旅姿、所作、口跡どれをとっても、兄・梅之助には「一日の長」がある。母との再会から別離までの「手順」に違いはないのだが、それほどの「長ったらしさ」「しつこさ」は感じなかった。母(矢島愛)の方にも「ゆとり」が見られ、昨日よりは「きめ細かな情感」を描出できたように思った。しかし、やはり、両者に共通するのは「九州男児」の「男臭さ」とでもいえようか、「強く」「たくましい」ばかりで、「弱さ」「頼りなさ」「甘ったれ」といった「男の色香」が乏しい。言い換えれば、口では「母恋し」と言いながら「本当にそう思っている」ようには感じられない。まあ、それが「九州の芸風」「本格的な芝居」ということになるのだろう。
 夜の部「下田情話」についても同様の感想を持った。この芝居も大衆演劇の定番。人情味あふれる「目明かし」(片岡梅之助)が、島抜けの罪人(哀川昇)に「親子名乗り」(子役・ター坊)をさせたうえ、脱走を助けるという文字通りの「人情話」なのだが、目明かしも罪人も「かっこよさ」ばかりが目立って、「温かさ」「弱さ」「かっこ悪さ」といった風情が薄弱、その結果、登場人物の心情と「交流」ができずじまいに終わった。
 舞踊ショーでは、子役ター坊(小学校中学年)の「立ち役」(「いいってことよ」)は「お見事」、若手・片岡大五郎の「面踊り」も達者で、将来が楽しみである。座長・片岡梅之助、哀川昇の「女形」は絶品、申し分ない出来映えであった。今後の課題は、「立ち役」の踊りわけ(武士、町人、浪人、侠客、江戸っ子、浪速っ子、芸人、職人など)ができるかどうか、芝居でも「二枚目半」「三枚目」をどう演じるか(全く別人のように「変化」できるかどうか)、「見聞」を続けたい。
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