META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 2024年02月12日
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2024-02-12

劇団素描・「小林劇団」・《芝居「弁天小僧菊之助」は兄弟結束の名舞台》

小林劇団】(座長・小林真)〈平成23年1月公演・佐倉湯ぱらだいす
私がこの劇団を初めて見聞したのは、3年ほど前であったろうか、今は閉鎖されている浅草大勝館の舞台であった。父(太夫元)・小林隆次郎、母(リーダー)・小林真弓、長男(座長)・小林真、次男・小林直行(副座長)、三男(花形)・小林正利、長女・小林真佐美らで構成する家族中心の劇団である。どちらかと言えば「歌謡・舞踊ショー」が「売り」の劇団で、座長・小林真の女形舞踊、太夫元・小林隆次郎の個人舞踊、リーダー・小林真弓の歌唱が印象に残っていた。とりわけ小林真弓の「歌声」は抜群、たしか誕生日公演(?)には20曲ほど歌い続けたように思う。その後、奈良やまと座でも見聞、今回は3回目ということになる。芝居の外題は「弁天小僧菊之助・温泉の一夜」。なるほど、月日の経つのは早いもの、舞台の出来栄えは以前とは見違えるほど、座長・小林真が思わず芝居の中でつぶやいた一言、「兄弟だけで芝居ができちゃった・・・」、おっしゃるとおり、座長自身は「浪花の若旦那」、その愛人は小林真佐美、敵役・海賊の首領が副座長・小林直行、主役・弁天小僧に花形・小林正利、海賊の子分、座員・小林聡志、小林翼といった配役で、太夫元、リーダーの出番はない。兄弟妹が、それぞれの役柄を「初々しく」演じ分けた舞台模様は「お見事!」であった。長男・座長には「ゆとり」と「色気」、次男・直行には「渋さ」と「剽軽」、三男・正利と妹には「変身の妙」が感じ取れる、家族劇団ならではの景色であった、と私は思う。とりわけ、真佐美の成長は著しい。若旦那の愛人を演じる「純情可憐」な風情が、海賊の情婦になり果て、いっぱしの「すべた女郎」に変化(へんげ)する様相が何とも痛快で清々しかった。舞踊ショー、太夫元・小林隆次郎の個人舞踊(「関の弥太っぺ」「人生劇場」)、リーダー・小林真弓の歌唱二曲は相変わらずの「一級品」、加えて、座員・小林翼、やや太めの図体を「絵」にしてみせる個人舞踊も魅力的であった。演目も洋舞は控えめ、あくまで従来の「艶歌」風を中心とした「歌謡・舞踊ショー」の景色は、今もなお「健在」。大きな元気を頂いて帰路に就くことができた次第である。
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