2022-11-15
劇場界隈・《千代田ラドン温泉は岩盤浴と芝居の二重奏・劇団「芸昇」》
玉川温泉の「湯治」と同じ効力を家庭のお風呂で半永久的に再現できるラジウム温浴器「玉川の花湯」 () 玉川の花湯 商品詳細を見る |
土浦駅から20分あまりで到着、フロントで「岩盤浴をしたい。初めてなので・・・」と言うと、従業員が懇切丁寧に「入り方」を教えてくれた。そのとたん、私にはもう「ラジウムの効果」」が現れたようで、すこぶる快適な「体調」になったのである。岩盤浴、ラジウム温泉浴、仮眠、ラジウム吸入などを「適宜」繰り返しながら「闘病」することが肝要、予防も含めてこれから「足繁く」通い詰めることになるだろう。
うれしいことに、このセンター「食事をしながら演劇が楽しめます」。公演は大衆演劇「劇団芸昇」(座長・みやま昇吾)。「劇団紹介」によれば〈プロフィール 劇団芸昇 平成14(2002)年6月1日創立。豊かなキャリアを誇るみやま昇吾座長が、若い座員たちを引っ張っている劇団である。芝居のレパートリーも200本を数え、ジャンルも人情物・喜劇・時代劇・現代劇と幅広く、そのうち7~8割がオリジナルな劇だという。座長 みやま昇吾 昭和40(1965)年6月24日生まれ。神奈川県出身。血液型O型。役者の父母を持ち、5歳で初舞台を踏む。さまざまな劇団でキャリアを磨いたのち、平成14(2002)年に「劇団芸昇」を旗揚げする。「大衆演劇でしかできない、面白い芝居」をモットーに、若い座員たちとともに切磋琢磨の日々である〉ということである。また、キャッチフレーズは〈「面白い芝居」を追求するフレッシュな劇団。キャリア豊富なみやま昇吾座長率いる「劇団芸昇」。歴史は新しいが、幅広いジャンルの、オリジナルの芝居にこだわった見応えのある劇団である。若手のフレッシュな動きにも要注目!!〉であった。芝居の外題は「月下の剣」。土地のヤクザ(親分・みやま春風)に無断で商売をしていた農家の娘(女優1・芸名不詳)が、一家の若い衆に乱暴されているところを、若侍の夫婦(夫・みやま太一、妻・女優2・芸名不詳)に助けられる。そのことを恨んだ親分が、一家の用心棒(座長・みやま昇吾)に「若侍を殺っておくんなさい」と頼む。かくて若侍と用心棒は斬り合うが、腕は用心棒が上、若侍、これまでと刀を投げ出すが、妻と赤児が盾となったので、さすがの用心棒も刀を振り下ろせない。実を言えば、若侍と用心棒は「仇同士」、本来なら(用心棒が)「討ってしかるべき相手(若侍)」助けてしまうという筋書きであった。〈「面白い芝居」を追求する〉ためだろう、大筋とはあまり関わりのない「茶店」の〈フレッシュな〉母娘(女優3・芸名不詳と女優1・二役)登場、用心棒との「絡み」で舞台を盛り上げていた。座長の風貌は「風見涼太郎」「瀬川伸太郎」風だが、貫禄は上、伝統的な旅役者(関東風)といった風情で、まさに「キャリア豊富」の看板に偽りはなかった。「舞踊」「歌唱」もお見事、どんな役でも「器用にこなす」ところが魅力的である。加えて、ベテラン(頭取)・みやま春風の「味」、若手連中の「勢い」も彩られ、「客との呼吸」「役者相互の息合わせ(チームワーク)」次第では、「大化け」(大躍進)可能、前途有望な劇団だ、と私は見た。
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