META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「三河家劇団」・《「同じ芝居を何度見ても飽きない」予感が的中》
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2023-09-15

劇団素描・「三河家劇団」・《「同じ芝居を何度見ても飽きない」予感が的中》

【三河家劇団】(座長・三河家桃太郎)〈平成21年8月公演・佐倉湯ぱらだいす〉                                    今月、この劇団の見聞は5回目である。1回目の時「しばらくは、この劇団の舞台を見続けることになるだろう」と綴ったが、「同じ芝居を何度観ても飽きないのではないか」という予感もしていた。その予感が、まさに的中した。今日のプログラムは、前回(3日前・8月19日)と「ほぼ同じ」、芝居の外題は、昼の部「赤垣源藏徳利の別れ」、夜の部「三下旅鴉」であった。通常なら、「ナーンダ、また同じ芝居を観るのか、損しちゃった!」と思うところだが、この劇団の舞台は、さにあらず、前回の舞台とは「全く異なる」景色・風情が描出され、さすがは「五代目桃太郎、今、新時代の扉を開く・・・。」という看板に偽りはなかった。まず、「赤垣源藏徳利の別れ」。前回、主役の美河寛について〈もともとが「二枚目」、しかも「健全・明朗・開放的」な芸風なので、一見、豪放磊落、しかしどこか「陰」(仇討ちという秘め事のある)源藏を演じるには「やや荷が重いか」・・・。〉などと無礼なことを書いてしまったことを反省する。今日の舞台は、まさに「上品な豪放磊落」しかし、「どこか憂いを秘めた」表情が、一見、純粋無垢、素朴でありながら、どこか「茶目っけ」「おきゃん」な風情を漂わせる奥女中役・三河家諒との「絡み」の中で、絶妙なコントラストを映し出す。えもいわれぬ「艶やかで華やかな」舞台が感動的であった、さらに、今回は、もう一景追加、極月十四日の真夜中、山鹿流の陣太鼓に起こされた兄・塩山伊佐衛門 (座長・三河家桃太郎)が、「討ち入り、間違いなし」と確信、はたして「その中に源藏ありや、なしや?」、従臣(老僕常平?・奥村武仁)を赴かせて確かめようとする。「もし加わっていたならば、玄関前で大声で言上せよ」「はい、わかりました」行こうとするのを呼びとめて「もし、源藏が居なかったその時は・・・」「その時は?」「誰にも知らせず、小声でワシにそっと知らせてくれ」という「やりとり」が、なんとも「粋」で「清々しく」、舞台に「華」を添えていたと思う。ことほどさように、同じ外題の芝居であっても、「三河家劇団」の舞台は、私を厭きさせない。続いて「三下旅鴉」。前回の感想。〈三下時代の三太郎が、三年後、どのような(侠気の)「男」になって登場するか、所作、表情、口跡などを通してその風情が「大化け」(劇的な変化)することを期待していたのだが・・・。あの駒形茂兵衛は「十年後」であったが、三太郎は「三年後」、見違えるまでとは言えないまでも、「今一歩」の「変身」を描出することができたなら・・・、そこらあたりが、京華太郎の「今後の課題」と言えようか。〉今日の舞台、京華太郎はその課題を見事に克服、すばらしい出来栄えであった、と私は思う。前半の「三枚目」、相手役との「絡み」、客との「呼吸」もピッタリで、表情・所作にも「魂が入った」感じ、三年後、男修業を終えた「凛々しい」股旅姿は、申し分なく「絵になっていた」。そのことを喜ぶ長兵衛親分(座長)の風情も格別で、思わず私の目頭も熱くなってしまった。病に倒れ、二代目(美河賢太郎)や、その連れ合い(三河家諒)に「虐められ」ながらも、したたかに「抵抗する」、その仕草、表情、口跡で「客を笑わせる」技こそ「実力派座長の勲章」、前回は割愛されていた、その「技」を堪能できただけでも、望外の幸せであった。
 舞踊ショー、京華太郎、前回とは演目を変えて「瞼の母?」(唄・三波春夫)。駒形茂兵衛のみならず、番場の忠太郎にも挑戦しようとする「覇気」が素晴らしい。加えて、三河家諒の「命」(唄・五木ひろし)、珠玉の名品として「至芸の殿堂入り」(永久保存)をさせたいほどの出来栄えであった。




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