META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「劇団花車」・《帰ってきた“勘九郎”!》
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2023-07-23

劇団素描・「劇団花車」・《帰ってきた“勘九郎”!》

【劇団花車】(座長・姫京之助)〈平成21年3月公演・川越三光ホテル小江戸座〉
 先月の舞台を見聞して、私は以下のように書いた。〈今回の公演には、なぜか三男・勘九郎が「不参加」、ポッカリと穴が開いてしまった感がある。前回の舞台では、「やる気があるのか、ないのかわからない」勘九郎の「飄々とした」風情が、芝居の中で「えもいわれぬ」魅力を醸し出していたのだが・・・。
 いずれにせよ、今回もまた「もう一度観たい」と思うかどうか、現状でははっきりしない〉。そのことを確かめる意味で、「念のために」来場したのだが・・・。芝居の外題は「帰ってきた伊太郎」。筋書は大衆演劇の定番で、あるヤクザ一家の物語。親分(姫京之助)が代貸し(伊太郎・姫錦之助)を連れた湯治治療の旅から帰宅する日、留守宅を守っていた子分達や女中(夢路京母)、親分の娘(姫猿之助)らが「心浮き浮き」待ち受けるところから舞台が始まったのだが、先月の雰囲気とはどこか違う。舞台の空気、観客との呼吸、役者全員の表情・所作・口跡の一つ一つに「元気」(張り)が感じられるのだ。親分達を待ち受ける一家の中に用心棒の浪人を見て、「えっ?もしかしたら勘九郎?」、私は自分の目を疑った。勘九郎がいるはずがない。でも、あの浪人が勘九郎でないとしたらいったい誰なのだろう?いつになく、夢路京母が「乗っている」。錦之助、猿之助の表情にも「余裕」が感じられ、客との呼吸も「ピッタリ」、「絵になる場面」の連続であった。「いったいどうしちまったんだ?」、先月の木馬館で「半ば見切りをつけていた」私にとって、今日の舞台はまさに「驚きの連続」、舞踊ショーにはいってから、なるほどこの「うれしい豹変」の原因を突き止めることができた。三男・姫勘九郎が「帰ってきた」のだ。これまでポッカリ開いてしまった穴が「しっかりと」埋められ、劇団本来の「景色」「風情」を取りも戻すことができたことは間違いない。勘九郎の「芸風」は、他の兄弟に比べて「特に目立つ」わけではない。どちらかといえば「地味」、どちらかといえば「不器用」、だがしかし、錦之助、猿之助、右近にとっては、その芸風が、自分の芸風をより「際だたせるために」必要不可欠なのだ、と私は思う。大衆演劇の劇団にとって、家族の絆、兄弟の連帯がいかに大切かを思い知らされた次第である。
 先月も書いたが、〈父の「重厚さ」、長男の「華麗さ」、次男の「外連味」、三男の「飄然」、四男の「初々しさ」が結集してこそ、「大衆演劇界のサラブレッド劇団」が実現できるのだ〉。「お客様がもう一度観たいと思ってくださる劇団」への「第一歩」が踏み出されたことを祝福したい。
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(2009/06/10)
橋 幸夫

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【劇団花車】(座長・姫京之助)〈平成21年3月公演・川越三光ホテル小江戸座〉 先月の舞台を見聞して、私は以下のように書いた。〈今回の公演には、なぜか三男・勘九郎が「不参...

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