META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 劇団素描・「南條隆とスーパー兄弟」・《芝居「瞼の母」の舞台模様》
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2023-11-18

劇団素描・「南條隆とスーパー兄弟」・《芝居「瞼の母」の舞台模様》

【南條隆とスーパー兄弟】。(総座長・龍美麗、座長・三代目南條隆)。〈平成27年5月公演・浅草木馬館〉
 第一部、芝居の外題は御存知「瞼の母」。配役は番場の忠太郎に三代目・南條隆、金町の半次郎に南條勇希、その母に南京弥、忠太郎の母おはまに大路にしき、妹おとせに龍魔沙斗、素盲の金五郎に南條光貴、夜鷹おとらに総座長・龍美麗といった面々で申し分ない。三代目・南條隆は数年前より着実に腕を上げ、所作、口跡が洗練されてきた。これまでは一本調子の力みすぎが目立っていたが、徐々に力が脱けメリハリのある演技が増してきた。加えて総座長・龍美麗もまた着実に成長している。これまでは、どこか「二枚目」の芸風から抜け切れなかったが、「汚れ役」「三枚目」の風情も「絵になってきた」。したがって、本日の舞台、配役同様に申し分のない出来映えで合ってよいはずだが・・・。なにか「ひとつ」足りない。芝居の眼目は、いうまでもなく「人情」の描出、その心象表現が「今一歩」というところであった。それぞれの役者が誠実・真摯・懸命に舞台を務め、手抜きのないことはよく分かる。それを「寸分の隙のない」作品に仕上げるためには、役者相互の「呼吸」「間合い」を極めなければならない、と私は思う。さらにまた、背景に流れる「音響効果」にも細心の留意が必要でろう。本日は、中村富士夫の浪曲、五木ひろし、三波春夫の歌謡が使われていた。それらはいずれも忠太郎の心象を主眼とした「男唄」、その中に二葉百合子、伊丹秀子、天津羽衣らの「女唄」が添えられたら舞台の景色も一段と艶やかになったのではないか、などと余計なことを考えてしまった。 
 とはいえ、今回は世代替わりした劇団の第一歩、これから益々の充実・発展をとげることは間違いないだろう、と私は確信、今後の精進・活躍を祈りつつ帰路に就いた次第である。
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